FP-X用の拡張版と、この機能に対応していない、他のPLC機種(FP7を除く)用の縮小版です。
を選択すると、内蔵RAMから外部または内蔵のROMユニットへ、あるいはその逆方向にデータを転送することができます。ダイアログボックスには、次の2種類があります。多様な転送機能に対応したデータを転送するとき、PLCはPROGモードでなければなりません。
PLCにメモリカセットを脱着するときには、電源をOFFにしてください。
FP-Xでは、PROGモードからRUNモードへの切り替えが、拡張メモリカセットからPLCの内蔵メモリへ実際に格納されるデータが転送されるトリガとなります。
FP-Xにマスタメモリカセットが装着されていない場合、データレジスタ(DT)転送モードの選択のみが有効になります。
この機能はFP7ではサポートされていません。
「メモリ転送方向」
内蔵メモリ(RAM)と外部メモリ(ROM)間の転送方向を選択し、「実行」ボタンを押すと、メモリ転送を開始します。この操作は、プログラムコードとシステムレジスタを転送します。
「メモリ転送モード」
「データレジスタ(DT)転送(RAM <=> ROM)」が選択されている場合、RAMから内蔵ROMへ、あるいはその逆方向へ、データレジスタの内容が転送されます。
「選択されたデータを転送する(内蔵メモリ <=> マスタメモリ)」が選択されている場合、選択されたデータ(コメントメモリやF–ROMブロックのデータ)は、PLCからマスタメモリカセット(MRTC)へ、またはその逆に転送されます。
「マスタメモリ情報」(FP-Xのみ)
このグループには、装着されているマスタメモリカセット(MRTC)の状態が表示されます。マスタメモリカセットに格納されているデータが、"はい/いいえ"で表示されます。
「マスタメモリ転送オプション」(FP-Xのみ)
転送するデータを選択します。"コメントメモリ"や"FROM領域"が選択可能です。F–ROMの場合は、転送する先頭ブロック番号(0–15)とブロック数(1–16)を入力してください。
「PLCアップロード設定」(FP-Xのみ)
アップロード不可に設定するには、このチェックボックスをオンにしてください。この機能を有効にして、外部マスタメモリカセットから内蔵メモリへデータを転送すると、PLCはアップロード不可の状態になり、すなわちPLCからPCにデータを読み込めなくなります。