このオプションは、FP0、FP0R、FP-XFP-eでは使用できません。
高機能ユニットは、PLCや他の特殊ユニットがアクセスできる共有メモリを持っています。このモニタ機能を使って、その共有メモリの内容を表示することができます。また、値を変更したり、変更した値を共有メモリに書き込むこともできます。
共有メモリは、バンクで分割されています。最大256バンク(バンク0~バンク255)を使用できます。各バンクには、1024ワード(ワード0~1023)まで格納することができます。
各高機能ユニットは、最大256x1024=262,144ワードまで格納することができます。
共有メモリからアップロード:「アップロード」
共有メモリから値を読み込むためには、以下の内容を入力する必要があります。
その高機能ユニットが装着されているスロット番号。最初のユニットのスロット番号は0で、2番目のユニットのスロット番号は1です。
データの読み取り元となるバンク番号(バンク0~バンク255)
先頭アドレス(ワード0~1023)
最終アドレス(ワード0~1023)
PLCがオフラインのときに値を読み取ろうとすると、Control FPWIN Pro7はPLCを自動的にオンラインモードへ切り替えようとします。Control FPWIN Pro7は、 で指定されたパラメータを使用します。
"共有メモリ"ダイアログボックスは、同時に複数を開くことができます。各ダイアログボックスで、バンクを指定することができます。
ファイルを開く:「開く」
バイナリファイル(*.bin):ファイルが読み込まれ、ダイアログボックスに表示されます。
CSVファイル(文字区切り値)(*.csv):CSVファイルでは、値はカンマまたはセミコロンで区切られます。FPWIN Proは、区切り文字を無視して値のみを読み込み、表示します。列数や値の形式(バイト、ワード、ダブルワード)は、ファイルと同じです。
値の変更
値は、バイト・ワード・ダブルワードの16進形式で表示することができます。バイト表示には、アスキー列も含まれます。
右クリックで表示されるポップアップメニューで、"上書き"をクリックすると、上書きモードと挿入モードの切り替えができます。
共有メモリ ダウンロード
ダイアログボックス上のすべての値をダウンロード:「ダウンロード」を押すと、ダイアログボックスに表示された最初の値から始まるすべての値が共有メモリに書き込まれます。
選択した値のみダウンロード:ダイアログボックス内で値を選択(ハイライト)し、右クリックで表示されるポップアップメニューで"ダウンロード選択"をクリックすると、共有メモリに書き込むことができます。
値をファイルに保存:[名前を付けて保存]または[上書き保存] ボタン
バイナリファイル(*.bin):ダイアログボックス内の値を、バイナリデータとしてファイルに保存します。
CSVファイル(文字区切り値)(*.csv):ダイアログボックス内の値は、行と列でファイルに保存されます。値は、カンマやセミコロンで区切られます。 →「CSVエクスポート」を介して、区切り文字(カンマ“,”またはセミコロン“;”)を選択することができます。列数や値の形式(バイト、ワード、ダブルワード)は、ダイアログボックスと同じです。