アダプタの負荷率

各アダプタ、スキャナのEDS 情報 [Capacity] より、負荷率を計算します。

EDS情報が未登録の場合、「計算不可」と表示します。

計算手順

  1. 1秒間に送受信される通信パケット数(pps)の計算

    RPIより算出* pps = 1000 ¸ RPI [ms]

    「Change of State (COS)」トリガー設定がある場合、通信周期 RPI×1/4 として計算します。

    「HUBスイッチIGMPスヌープ機能」「無効」で、コネクションタイプが「Point to Point」の場合、マルチキャスト通信パケット(pps)を加算します。

    • RPI = 0.5[ms]のコネクション設定の場合

      1000 ¸ 0.5 = 2000 pps

    • RPI = 0.5[ms]、COS トリガー設定があるコネクション設定の場合

      1000 ¸ (0.5 x (1/4)) = 500 pps

  2. マルチキャスト通信パケットの計算(pps)

    計算方法は、ユニット負荷率 計算手順1)と同様です。

    計算は、I/Oマップ設定で、「マルチキャスト通信」「する」に設定されているもの、およびコネクション設定でコネクションタイプが「MultiCast」のものが対象となります。

  3. サイクリック通信許容通信帯域の計算 (pps)

    1パケットあたりのデータサイズとアダプタ、スキャナ用EDS 情報 [Capacity] より取得します。

    1パケットあたりのデータサイズ

    • コネクション送受信データサイズ = 生データサイズ + 32bit ヘッダサイズ

    • 32ビットヘッダなし時: 2バイト

      32ビットヘッダあり時: 6バイト

    FP7_EDS [Capacity]定義
    • 2~510バイト: 10000 pps

    • 511~1450バイト: 5000 pps
      • コネクション送信 生データサイズが256バイト、32ビットヘッダなしの場合

        (256 + 2) = 258バイト £ 510 Þ 10000 pps

      • コネクション送信 生データサイズが512バイト、32ビットヘッダありの場合

        (512 + 6) = 518バイト ³ 511 Þ 5000 pps

  4. ユニット通信負荷率を送受信パケット数(pps)、送受信データサイズより算出

    送信データサイズ 256 byte、受信データサイズが 36 byte

    • 送信パケット数(2000 pps) ¸ 10000 pps x 100% = 20%

    • 受信パケット数(125 pps) ¸ 10000 pps x 100% = 1.25%

    • Þユニット通信負荷率は(20% + 1.25% = 21.25%)

最終修正日: 2021-03-01このページに関するフィードバックお問い合わせ窓口