ロギング設定

概要

バッファメモリの定義が完了したら、ロギングするデータと保存するファイルの形式を設定します。
ファイル形式やロギングするデバイスデータは、バッファメモリごと(LOG0–LOG15)に設定します。

プロジェクトナビゲータで、「PLC」 > 「データロギング」を選択する。
「データロギング」ウィンドウが表示されます。

「用途」を「ロギング」に設定する。

全般設定

項目	設定範囲	説明
「用途」	「ロギング」、「トレース」	「ロギング」を選択する
「バッファサイズ(kWords)」	8~1024	バッファサイズを選択する
「SDカードのファイル名」	0x20から0x7EのすべてのASCII文字を使用することができます。	ファイル名を設定する。
「SDカードフォルダごとのファイル数」	1~2000	1フォルダー内の最大ファイル数を設定する
「上限を超えたとき」	「最も古いファイルを削除」/「ロギング停止」	最大ファイル数に達したときの動作: 「最も古いファイルを削除」: ファイルを確定し、PLC内の最も古いファイルを削除します。その後、新規ファイルを作成します。「ロギング停止」: ロギングを停止します。
「ファイル書込み」	「自動」/「サンプルごと」	「自動」: ファイルが確定すると、SDメモリカードに書き込まれます。「サンプルごと」: サンプルごとに、ファイルが確定されSDメモリカードに書き込まれます。

「ロギング」

項目	設定範囲	説明
「RUNモードで開始する」	有効 / 無効	データロギングを開始する条件を選択する。有効: 「RUN」モードに変わったとき、データロギングを開始します。無効: データロギングは、プログラミングツール、あるいは、ユーザプログラム内でFP_LOGTRACE_START/FP_LOGTRACE_STOP命令を実行することにより、開始/停止します。
「サンプリングトリガ」	「ビット」	サンプリングのトリガにビットを使用する場合に選択します。トリガビットの指定には、グローバル変数またはシステム変数を入力します。ロギングは、スキャンの最後に条件が満たされているときに実行されます。
	「命令語(FP_LOGTRACE_SAMPLE)」	データロギングは、FP_LOGTRACE_STARTまたはFP_LOGTRACE_SAMPLEの実行によりトリガされます。FP命令が使用できるのは、「サンプリングトリガ」が「命令語(FP_LOGTRACE_SAMPLE)」に設定されている場合のみです。FP_LOGTRACE_STARTまたはFP_LOGTRACE_SAMPLEを使用するPLCプログラムのコンパイル時に、「サンプリングトリガ」が「命令語(FP_LOGTRACE_SAMPLE)」に設定されていない場合、エラーメッセージは表示されないことに注意してください。ただし、PLCでエラーが発生し、「ステータス」ダイアログに表示されます。
	「周期」	指定した時間の経過後に、サンプリングを実行する場合に選択します。周期を入力します。使用可能な時間単位は、「s」、「min」、「h」です。単位が「s」または「min」の場合、サンプリングのトリガを毎時0分0秒に調整します。単位が「h」の場合、サンプリングのトリガを毎日0時0分0秒に調整します。
	「時刻」	ロギングトリガーとして、ロギングを開始する時間を選択します。毎分、毎時、毎日、毎週、毎月、毎年
	詳細時間設定	最初の時間設定に応じて詳細を指定します。

ファイル確定条件

項目	設定範囲	説明
「ビット」	任意のビットデバイスを指定する。	ファイル保存のトリガにビットを使用する場合に選択します。「変数」ペインから、変数を選択します。例） `sys_bIsLog0Done` スキャンエンドで1スキャンのみONとなるビットを選択します。
「時刻」	毎分、毎時、毎日、毎週、毎月、毎年	ファイルを特定の時間に保存する場合に選択し、時間を指定します。
「時刻」	詳細時間設定	最初の時間設定に応じて詳細を指定します。
「レコード上限」	1~1000000	特定のサンプル数に到達したときにファイルを保存する場合に選択します。上限を指定します。

ヒント

ファイル確定条件は複数設定することができます。
ロギング停止がアクティブとなっても、ファイルは保存されます。

関連トピック

サンプリングトリガに周期を設定したときの動作

最終修正日： 2020-11-19このページに関するフィードバックお問い合わせ窓口