ロギング動作の流れ

ロギング動作のトリガとファイル内容

  1. ロギング動作の起動

    ロギング動作の起動は、「データロギング」ウィンドウ上の「開始」ボタン、ユーザプログラム上の命令、設定による自動起動のいずれかにより行ないます。

  2. データロギング
    • ロギング動作が起動すると、サンプリングトリガ条件が成立したときにデータロギングが実行されます。

    • ロギングされたデータは、CPU内のバッファメモリ(RAM)に格納されます。

    • 以降、ロギング停止条件が成立するまで、ロギング動作を継続します。

  3. ファイル確定
    • 設定したファイル確定条件(ビットデバイスON、時刻、レコード数上限)が成立すると、ファイルを確定します。

    • ファイルの確定とは、バッファに蓄積されていたデータをすべてSDメモリカードに書き出したあと、STEP2で仮作成されたファイル"%指定ファイル名%(------current------).csv"をリネームすることを指します。

    • ファイル名には、設定したファイル名に、最も旧いレコードの日付時刻情報を付加します。

      例: ファイル名"Sample"で、最も旧いレコードが2013 年4 月1 日12 時に記録された場合、"%指定ファイル名%(130401_120000).csv"として保存されます。

    • ファイルが確定すると、次のロギングデータを保存するためのファイル"%指定ファイル名%(------current------).csv"を新規作成します。サンプリングトリガ条件が成立すると、ロギング動作を再開します。

  4. ロギング動作の停止
    • ロギング動作の停止は、ユーザプログラム上の命令、ツールソフトウェア操作のいずれかにより行ないます。

    • ロギング動作の停止が要求されると、CPUユニットのバッファメモリ内のすべてのデータを、SDメモリカード内のファイルに書き出します。設定したファイル確定条件に達していない場合も、ロギングされたレコードまでを保存し、ファイルを確定します。

    • ファイル名には、設定したファイル名に、最も旧いレコードの日付時刻情報を付加します。

ヒント

「ビット」「周期」、または「時刻」がロギング動作のサンプリングトリガとして選択されている場合、スキャンタイムエンドでバッファメモリへデータを蓄積します。「命令語(FP_LOGTRACE_SAMPLE)」の場合、FP_LOGTRACE_SAMPLE命令実行時に蓄積します。

最終修正日: 2020-11-19このページに関するフィードバックお問い合わせ窓口