トレース動作の流れ

トレース動作のトリガとファイル内容

  1. トレース動作の起動

    トレース動作の起動は、「データロギング」ウィンドウ上の「開始」ボタン、ユーザプログラム上の命令、設定による自動起動のいずれかにより行ないます。

  2. データロギング
    • トレース動作が起動すると、サンプリングトリガ条件が成立したときにデータロギングが実行されます。

    • トレースされたデータは、CPUユニット内のバッファメモリ(RAM)に格納されます。

    • 以降、トレース停止条件が成立するまで、トレース動作を継続します。

  3. トレース動作の停止
    • トレース動作は、2つの条件(「ビット」または「バッファフル」)のいずれかが成立した場合に停止します。

    • トレース停止条件が「ビット」の場合、条件が成立したあと、設定したサンプリング数分の蓄積を行なってから、トレース動作を停止します。

    • 正常にトレース動作が完了すると、システム変数”トレースデータ取得完了”(sys_bIsLog0DataRecordingDonesys_bIsLog15DataRecordingDone)がTRUEになります。

    • 「トレース完了後、SDカードにバッファの内容をファイル保存する」設定の場合、CPUユニットのバッファメモリ内のデータをすべて書き出して、SDメモリカード内のファイルを保存します。タイムスタンプ情報は、停止トリガ発生時の時刻データとなります。

ヒント
  • 「ビット」または「周期」がトレース機能のサンプリングトリガとして選択されている場合は、スキャンエンドでビットと周期を確認し、条件成立時にバッファメモリにデータを蓄積します。 「命令語(FP_LOGTRACE_SAMPLE)」が選択されている場合は、命令実行時にバッファメモリにデータを蓄積します。

  • トレース停止条件が成立しない状態で、ツールソフトウェア操作またはFP_LOGTRACE_STOP命令でトレースを停止させた場合、ロギングしたデータはバッファメ(RAM)、SDメモリカードのいずれにも保存されません。

「データロギング」ウィンドウの設定により、コメント部の内容は変わります。
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最終修正日: 2020-11-19このページに関するフィードバックお問い合わせ窓口