Control FPWIN Pro7では、4種類のシステムライブラリを標準で提供しています:
IEC standard library:
IEC 61131-3で定義された標準ファンクションとファンクションブロックの集合体で構成されます。例えば、データ型変換ファンクション、算術ファンクション、ビットシフトファンクション、比較ファンクション、双安定ファンクションブロック、タイマ、カウンタなどがあります。IEC命令の利点も参照してください。
例: ADD、CONCAT、MOVE
FP library:
すべてのFP命令セットが含まれており、FP命令とF命令があります。FP命令はFP7用に開発されましたが、他のFPシリーズのPLCによってサポートされています。多くのF命令はよく似た機能を提供しますが、異なるデータ型で動作します。多重定義FP命令は、これらの命令を統合したもので、ユーザが適切な命令を簡単に選択できるようにしています。
FP命令: FP_MOVE_BLOCK、FP_BAND
F命令: F0_MV、F159_MTRN、F171_PulseOutput_Home
FP pulsed library:
P命令の全セットが含まれています。P命令の機能は、F命令と同じですが、信号の立ち上がり時のみ実行されます。P命令は、PLCタイプFP2/2SH、FP3/5、FP10/10SH.でのみ使用することができます。P命令が必要な場合は、「命令」ペインから[P命令]を選択します。
例: P0_MV
FP tool library:
プログラミングを容易にする、アドレス取得ファンクション、情報ファンクション、コピーファンクションが含まれています。Tool命令は、すべてのPLC機種で使用できます。
F命令に比べてTool命令が優れている利点については、高速カウンタとパルス出力命令についての概要を参照してください。
例: Adr_Of_Var I、Unit_AnalogInOut_FP0_A21、HscControl_CountingDisable、Pulse_TargetValueMatch_Reset
PLC機種により、使用できるファンクション、ファンクションブロックが異なります。例えば、IEC タイマ(TP、TON、TOF、E_TP、...)はFP1-C14/C16/C24/C40 と FP5(V1.0 - 1.9)で使用することはできません。
IEC標準ファンクションやファンクションブロックは、POUボディを表示したり修正することはできません。