GT( 比較: >

アキュムレータの内容を、括弧内の演算結果と比較します。アキュムレータの値>括弧内の演算結果のとき"TRUE"を、そうでない場合は"FALSE"をアキュムレータに格納します。

解説

  • この演算子で使用できるオペランドは、次のデータ型です。 (ANY)

  • 演算結果のデータ型は、BOOL型となります。

  • 演算子は、ILプログラム言語でのみ使用することができます。

  • 以下の例では、var_1および括弧内の演算結果は、いずれのデータ型でも使用できます。ただし、var_4BOOL型で宣言する必要があります。

  • この例では、括弧内にADD命令が含まれているため、var_2var_3は、数字のデータ型(INTまたはREAL)に宣言する必要があります。この例では、var_1も同じデータ型として宣言する必要があります。

POUヘッダ

POUヘッダには、このプログラムで使用するすべての入力変数と出力変数を宣言します。POUヘッダは全プログラム言語で使用できます。

ILボディ

LD

var_1

(* var_1の内容をアキュムレータにロード *)

(* 括弧内の演算の前に、アキュムレータの内容をスタックに格納;

最初に括弧内の演算を実行 *)

GT(

var_2

(* var_2の内容をアキュムレータにロード *)

ADD

var_3

(* var_3の内容をアキュムレータの内容に加算し、アキュムレータに格納 *)

)

(* スタックに格納されたいたデータと最新のアキュムレータのデータを比較; 結果をアキュムレータに格納

スタックに格納されている値 > 現在のアキュムレータの値のとき"TRUE"、それ以外の場合"FALSE" *)

ST

var_4

(* var_4にアキュムレータの内容を格納 *)

最終修正日: 2019-05-27このページに関するフィードバックお問い合わせ窓口