パルス出力命令の概要

高速カウンタとパルス出力命令が使用可能なFPシリーズPLC:FP0FP-eFPSFP-XFP0R

注記

FP-Xリレー出力タイプパルス出力機能は、パルス入出力カセット(AFPX-PLS)が装着されている場合のみ使用することができます。

一般的な使用方法

センサやエンコーダからの入力パルスをカウントし、設定した目標値に達したとき、出力をTRUEまたはFALSEに切り替える用途に高速カウンタ命令を使う。

モータドライバと組み合わせて、台形制御、原点復帰、JOG運転などの位置決め制御に、パルス出力命令を使う。

仕様

搭載されている高速カウンタやパルス出力の点数、計数範囲、割り付けられる入出力番号などの仕様は、PLC機種によって異なります。詳細については、それぞれのユーザーズマニュアルをご参照ください。

必要となるシステムレジスタの設定

高速カウンタ命令を使用する場合: あらかじめ、使用するチャンネルの高速カウンタ入力の方法をシステムレジスタに指定してください。

位置制御モード

位置制御モードは、位置決めコマンドで使用している変数によって指定します。

パルス出力方式

パルス出力方式は、パルス出力命令で使用している変数によって指定します。

制御コードの書き込み

制御コードは、特殊カウンタ操作を行うために使用します。

経過値の書き込みと読み出し

経過値は、ダブルワードのデータとして、特殊データレジスタに格納されます。

制御フラグ

高速カウンタまたはパルス出力のステータスは、特殊内部フラグに格納されます。特殊内部フラグへの読み出し、書き込みは、PLCに依存しないシステム変数を使用します。

高速カウンタ命令が実行されると、対応するチャンネルの高速カウンタ制御中フラグsys_bIsHscChannel0ControlActiveTRUEになり、このフラグがTRUEの間は、同じチャンネルに対して他の高速カウンタ命令を実行することはできません。

パルス出力命令が実行され、パルスが出力されている間は、対応するチャンネルのパルス出力命令制御中フラグ(例: sys_bIsPulseChannel0Active)がTRUEになります。このフラグがTRUEのときは、他のパルス出力命令を実行することはできません。

システム変数

特殊データレジスタや特殊内部フラグの読み出し、書き込みを行うには、個々のPLCに用意されているシステム変数を使用してください。

関連トピック

パルス出力の停止

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最終修正日: 2022-04-21このページに関するフィードバックお問い合わせ窓口