文法チェックエラー一覧

FPWIN Proでは、文法エラーをコンパイラが検出します。

エラーコード

名称

運転状態

エラー内容と処置方法

E1

文法エラー

停止

文法に誤りのあるシーケンスプログラムが書き込まれています。

PROGモードに切り替えて、誤りを修正してください。

E2 (*注)

2重使用(定義)エラー

停止

アウト命令やキープ命令で同じリレーを複数回使用しています。

PROG. モードに切り替えて、リレーは1プログラム中に1回のみ出力するようにプログラムを修正してください。または、システムレジスタNo.20にて2重出力の"許可(K1)"を選択してください。

E3

ペア不成立エラー

停止

ジャンプ(JPとLBL)のようにペアで使用する命令で、一方が欠けているか、位置関係に誤りがあるために実行できません。

PROG.モードに切り替えて、ペアで使用する2つの命令を正しい位置に入力してください。

E4

パラメータミスマッチエラー

停止

システムレジスタの設定に合わない命令語が書き込まれています。具体的には、タイマ/カウンタの範囲設定とプログラムでの番号指定が合致していません。

PROG.モードに切り替えて、システムレジスタの内容を確認し、プログラムの内容と合致させてください。

E5 (*注)

命令位置エラー

停止

実行可能なエリア(主プログラムエリア、副プログラムエリア)が決まっている命令が、そのエリア以外の位置に書き込まれています。(例: サブルーチンSUB~RETが、ED命令よりも前にある)

PROG.モードに切り替えて、所定のエリアに命令を入力してください。

E6

コンパイルメモリFULLエラー(対象PLC機種: FPS/FP-X/FP2SH/FP10SH)

停止

全プログラムをコンパイルすることができませんでした。

PROG.モードに切り替えて、プログラムの総ステップ数を減らしてください。

E7

応用命令組み合わせエラー

(対応PLC機種: FPS/FP-X/FP2/FP2SH/FP3/FP10SH)

停止

連続実行するように書き込まれた複数の応用命令のなかに毎スキャン実行型と微分実行型が混在しています。(例: F0 (MV)と P0 (PMV)が同じ実行条件に接続されている)

毎スキャン実行型と微分実行型は、別々にまとめて、それぞれに実行条件をつけてください。

E8

応用命令オペランド組み合わせエラー

停止

複数のオペランドで組み合わせが決まっている命令で、その組み合わせに誤りがあります。(例: 種類を同じにする必要がある命令など)

正しい組み合わせでオペランドを入力してください。

E9

プログラム無しエラー(対象PLC機種: FP2SH/FP10SH)

停止

プログラムが破壊されているおそれがあります。

プログラムを再度転送してください。

E10

RUN中書き換え文法エラー

運転継続

ツールソフトウェアで、RUN中書き換えができない命令語(ED, LBL, SUB, RET, INT, IRET, SSTP, STPE)を削除、追加または順序を変更しようとしています。CPUユニットには何も書き込まれていません。

注記

文法に間違いのある書き換えをRUN中に実行しようとした場合にも、検出されるエラーです。CPUユニットには何も書き込まれていません、また、運転は継続されます。

最終修正日: 2019-06-03このページに関するフィードバックお問い合わせ窓口