Control FPWIN GR/GR7ファイル(*.fpx)は、 からインポートできます。すべてのPLC機種がサポートされています。
プログラムブロック
プログラムブロックの暗号化はサポートされていません。インポートする前に、すべてのプログラムブロックを復号化する必要があります。暗号化は、FP7プロジェクトでのみ使用できます。
変換されていないプログラムブロックまたはネットワークはサポートされていません。
コメント
I/Oコメント、行間コメント、および注釈文コメントは、1つの言語(タイプ1)でのみインポートできます。他の言語(タイプ2およびタイプ3)のコメントは破棄されます。
命令
直接出力用の命令(OT、WO)はサポートされていません。代わりにControl FPWIN Pro7命令FP_DIRECT_OUTPUTを使用してください。
ラベルの総数は65537未満でなければなりません。
サブルーチンの総数は65537を超えてはなりません。
STARTPG、STOPPG、GPB、PUSHIX、およびPOPIX命令はサポートされていません。これらはFP7命令であるため、影響を受けるのはFP7プロジェクトのインポートのみです。
ECALL、EFCALL、LCWT、およびLCRD命令は、オペランドで使用されるメモリエリアによってはサポートされない場合があります。Control FPWIN Pro7がControl FPWIN GR/GR7で使用されているメモリエリアとは異なるメモリエリアを必要とする場合、エラーが発生します。
コンフィグレーション
Control FPWIN GR/GR7では、FP7プロジェクトをパスワードで保護することができます。Control FPWIN Pro7では、これは不可能です。プロジェクトを保護できるのは、プロジェクトがPLCにダウンロードされていて、後でPLCのパスワードを手動で設定した場合のみです。パスワードで保護されたプロジェクトをインポートするとき、管理者パスワードの入力を求められます。
プログラムブロック
インポートするプログラムブロックは、適用されるオプションまたはプロパティに応じて処理されます。
「このPBを変換対象から除外」に設定されているプログラムブロック: プログラムブロックは、空のPOUとしてインポートされ、タスクリストで非アクティブ化されます。
「このPBを実行対象から除外」に設定されているプログラムブロック:プログラムブロックは、POUとしてインポートされますが、タスクリストで非アクティブ化されます。
「このPBをスタンバイモードに設定」プロパティが設定されているプログラムブロック:プログラムブロックは、POUとしてインポートされますが、タスクリストで非アクティブ化されます。
Control FPWIN Pro7では、プログラムブロック名とPOU名に関して異なるルールが適用される場合があるため、元のプログラムブロック名が保持されないことがあります。
RUNモード(初期実行タイプ)に切り替えた後に実行されるプログラムブロックは、ファンクション(FUN)としてインポートされます。同時に、ファンクションを呼び出すために追加のPOUが生成されます。
アドレス
アドレス名はControl FPWIN Pro7の名前に合わせて変更されます。例えば、タイマ設定値レジスタTSはTSVとしてインポートされます。
ローカルアドレスはサポートされていません。すべてのローカルアドレスがグローバルアドレスに変換されます。
命令
Control FPWIN Pro7命令には算術データ型は含まれません。元の算術データ型を維持するには、アドレスに特殊なプレフィックスを追加します。
プレフィックス |
データ型 |
例 |
コメント |
---|---|---|---|
D |
32ビットデータ |
DDT0 |
|
U |
符号なし16ビットデータ |
UDT0 |
これは本当に必要な場合にのみ先頭に追加されます。 |
UD |
符号なし32ビットデータ |
UDDT0 |
これは本当に必要な場合にのみ先頭に追加されます。 |
R |
32ビット実数 |
RDT0 |
|
LR |
64ビット実数 |
LRDT0 |
SBL命令とRET命令に囲まれたサブルーチンは、FUN型のPOUとしてインポートされます。すべてのCALL命令は、FUN型のPOUを呼び出すことで置き換えられます。
INTPG命令とIRET命令に囲まれた割り込みは、PRG型のPOUとしてインポートされます。POUは、対応する割り込みタスクに割り当てられます。
LBL(ラベル)番号はゼロから再割り当てされます。
pMV.SSなどのパルス命令は、DFI命令を伴う非パルス命令としてインポートされます。
コンフィグレーション
データの記録および稼働履歴では、文字列に対して、実際のWindowsインストールで定義されているコードページではなくUTF-8エンコーディングが使用されます。その結果、データ長が長くなるとインポート中にエラーが発生することがあります。なぜなら、UTF-8エンコーディングは、元の文字列がエンコードされたコードページとは異なる動作をするためです。
CPUプロジェクトコメント
CPUプロジェクトコメントは、ナビゲータのオブジェクト「PLC」のコメントフィールドに格納されます。