システムレジスタは、動作範囲や使用する機能を決める値(パラメータ)を設定するレジスタです。用途やプログラムの仕様に応じて、値を設定してください。これらの機能を使わない場合は、システムレジスタを設定する必要はありません。
すべてのシステムレジスタがすべてのPLC機種で使用できるとは限りません。各PLC機種のシステムレジスタの一覧については、システムレジスタの表を参照してください。
「ユーザメモリ割付」
ユーザプログラム用メモリエリアのサイズを設定します。「保持/非保持」
これらのシステムレジスタのエリアは、リレーやレジスタの保持エリアの先頭アドレスを指定します。保持エリアは、PLCがPROGモードに切り替えられたり、電源がOFFとなっても、0にクリアされません。 タイマとカウンタのメモリエリアは、システムレジスタNo.5によって、区切られます。カウンタの先頭アドレスを指定してください。
「異常時運転」
演算エラー、電池エラー、I/O照合エラーなど異常が発生したときの動作モードを設定します。
「時間設定」
エラーとなるまでの待ち時間を設定します。コンスタントスキャン時間を設定することもできます。
「MEWNET-F」
MEWNET-F子局が接続されているときのPLC起動モードとタイムアウト時間を設定します。
「PLCリンク」
リンクリレーおよびリンクレジスタをMEWNET-W0 PLCリンク通信で使用するための設定を行います。初期値では、PLCリンク通信を行わない設定となっています。
「PROFIBUS/MEWNET-H」
1回のスキャンで処理するデータサイズを設定します。
「高速カウンタ、パルス出力、割込み入力、パルスキャッチ入力」
高速カウンタ機能、パルスキャッチ機能、割り込み機能を使うときに、動作モードや専用入力として使う入力番号を設定します。
「時定数」
CPU入力の時定数を設定します。この時定数は、ノイズやスイッチのバウンスの影響を抑えることに利用することができます。
ツールポート、COMポート
ツールポート、COM1、COM2ポートを介して、MEWTOCOL-COMマスタ/スレーブ通信[コンピュータリンク]、プログラム制御[汎用通信]、PLC間リンク、モデム通信を行うときに設定します。デフォルトでは、MEWTOCOL-COMマスター/スレーブ通信[コンピュータリンク]となっています。