PLCは、保持型メモリエリア(電池なしの場合)の値を保持します。保持型メモリエリアのアドレス範囲は、PLCタイプによって異なります。
PLC |
メモリエリア |
保持型メモリエリア(電池なしの場合) |
|
---|---|---|---|
先頭アドレス |
最終アドレス |
||
FP0R C10/14/16 |
データレジスタDT |
DT12000 |
DT12312 |
内部リレーワードWR |
WR248 |
WR255 |
|
タイマ/カウンタ 経過値エリアEV |
EV1008 |
EV1023 |
|
FP0R C32/T32 |
データレジスタDT |
DT32450 |
DT32762 |
内部リレーワードWR |
WR248 |
WR255 |
|
タイマ/カウンタ 経過値エリアEV |
EV1008 |
EV1023 |
|
FP0H C32 (24k) |
データレジスタDT |
DT65218 |
DT65530 |
内部リレーワードWR |
WR248 |
WR255 |
|
タイマ/カウンタ 経過値エリアEV |
EV1008 |
EV1023 |
|
FP0H C32 (32k) |
データレジスタDT |
DT32450 |
DT32760 |
内部リレーワードWR |
WR504 |
WR511 |
|
タイマ/カウンタ 経過値エリアEV |
EV1008 |
EV1023 |
|
FP0H C32E (24k) |
データレジスタDT |
DT65218 |
DT65530 |
内部リレーワードWR |
WR504 |
WR511 |
|
タイマ/カウンタ 経過値エリアEV |
EV1008 |
EV1023 |
|
FP0H C32E (32k) |
データレジスタDT |
DT32450 |
DT32762 |
内部リレーワードWR |
WR504 |
WR511 |
|
タイマ/カウンタ 経過値エリアEV |
EV1008 |
EV1023 |
|
FP0H C32E (40k) |
データレジスタDT |
DT24258 |
DT24570 |
内部リレーワードWR |
WR504 |
WR511 |
|
タイマ/カウンタ 経過値エリアEV |
EV1008 |
EV1023 |
|
FP0H C32E (60k) |
データレジスタDT |
DT11970 |
DT12282 |
内部リレーワードWR |
WR504 |
WR511 |
|
タイマ/カウンタ 経過値エリアEV |
EV1008 |
EV1023 |
|
FP7 CPS21(32 k/64 k) |
内部リレーワードWR |
WR0 |
すべて |
データレジスタDT |
DT0 |
DT131071 |
|
FP7CPS31/41(メモリ設定に応じて) |
データレジスタDT |
DT0 |
最大DT262143 |
FP-XH C14 |
データレジスタDT |
DT11970 |
DT12282 |
内部リレーワード |
WR504 |
WR511 |
|
タイマ/カウンタ 経過値エリア |
EV1008 |
EV1023 |
|
FP-XH C30/40/60 (12k) |
データレジスタDT |
DT65218 |
DT65530 |
内部リレーワードWR |
WR504 |
WR511 |
|
タイマ/カウンタ 経過値エリアEV |
EV1008 |
EV1023 |
|
FP-XH C30/40/60 (32k) |
データレジスタDT |
DT32450 |
DT32762 |
内部リレーワードWR |
WR504 |
WR511 |
|
タイマ/カウンタ 経過値エリアEV |
EV1008 |
EV1023 |
|
FP-XH C30/40/60 (40k) |
データレジスタDT |
DT11970 |
DT12282 |
内部リレーワードWR |
WR504 |
WR511 |
|
タイマ/カウンタ 経過値エリアEV |
EV1008 |
EV1023 |
|
FP0/FP-e |
データレジスタDT |
DT1652 |
DT1657 |
内部リレーワードWR |
WR61 |
WR62 |
|
タイマ/カウンタ 経過値エリアEV |
EV140 |
EV143 |
|
FP0 C10/14/16 |
データレジスタDT |
DT1652 |
DT1657 |
内部リレーワードWR |
WR61 |
WR62 |
|
タイマ/カウンタ 経過値エリアEV |
EV140 |
EV143 |
|
FP0 C32 |
データレジスタDT |
DT6112 |
DT6141 |
内部リレーワードWR |
WR55 |
WR62 |
|
タイマ/カウンタ 経過値エリアEV |
EV128 |
EV143 |
|
FPS 12k |
データレジスタDT |
DT32710 |
DT32762 |
内部リレーワードWR |
WR90 |
WR97 |
|
タイマ/カウンタ 経過値エリアEV |
EV1008 |
EV1023 |
|
FPS 32k (Ver.3.x) |
データレジスタDT |
DT32710 |
DT32762 |
内部リレーワードWR |
WR248 |
WR255 |
|
タイマ/カウンタ 経過値エリアEV |
EV1008 |
EV1023 |
|
FP-X C14 |
データレジスタDT |
DT12230 |
DT12280 |
内部リレーワードWR |
WR248 |
WR255 |
|
タイマ/カウンタ 経過値エリアEV |
EV1008 |
EV1023 |
|
FP-X C30/C60 |
データレジスタDT |
DT32710 |
DT32760 |
内部リレーワードWR |
WR248 |
WR255 |
|
タイマ/カウンタ 経過値エリアEV |
EV1008 |
EV1023 |
FP0H、FP-XH、FP-X、FPS(オプションの電池付きコンパクトPLC):
電池を取り付ける場合は、データメモリ全体(調整可能)を保持型メモリとして使用できます。
電池を取り付けない場合は、上の表の「保持型メモリエリア(電池なしの場合)」の列で指定されているデータメモリエリアを保持型メモリとして使用できます。
電池なしの場合、データメモリ全体の保持電力には制限があり、持続時間は約60秒間です(FP0HPLCの場合)。この時間が経過すると、標準の保持型メモリ以外のすべてのメモリエリアが値0に初期化されます。
FP0 T32CPおよびFP0R T32CP:
データメモリ全体を保持するために、メンテナンスフリーの組み込みsupercapアキュムレータが使用されます(調整可能)。
バックアップ時間は14~50日間で、周囲温度によって異なります。
アキュムレータの標準的な耐用年数は、周囲温度25 °Cで最大10年です
アキュムレータが空の場合、PLCはメモリを値0に初期化します。
上の表の「保持型メモリエリア(電池なしの場合)」の列に指定されているデータメモリエリアは、アキュムレータが空の場合でも保持型メモリとして使用できます。
詳細情報:PDFファイルについては、当社のダウンロードセンターをご参照ください。
FP0R F32CP: 32765ワードのデータレジスタは、保持型メモリエリアとして機能する内蔵FROMに書き込むことができます。
FP7:
電池を取り付けない場合は、上の表の「保持型メモリエリア(電池なしの場合)」の列で指定されているデータメモリエリアを保持型メモリとして使用できます。
プロジェクトデータ(プログラムおよびPLCコンフィグレーション)および演算用メモリ(クロック/カレンダデータを除く)は、内蔵の不揮発性メモリ(Flash-ROM)によって自動的にバックアップされます。
クロック/カレンダファンクションは、電池を使用しない場合でも、内蔵キャパシタにより、約1週間機能し続けます。内蔵キャパシタを充電するには、CPUユニットに30分以上電源を供給します。