以下の例は、TIME型データの2つの値を加算し、出力変数に結果を格納するプログラムです。他のエディタと違って、ST エディタの場合は、出力変数から始めます。
- メニューバーから、を選択する。
- POU ヘッダで、すべての変数を宣言する。
- プログラミングウィンドウ内でクリックする。
- <Backspace>キーを押して、セミコロンを削除する。
この例では、テンプレートとその他のショートカットを使用します。セミコロンは、命令の最後に自動的に付加されます。命令や変数を直接入力する場合は、セミコロンの左側より入力を行い、セミコロンを削除しないようにしてください。
- <F2>キーを押す。
「変数」ペインが開きます。
リストには、POUヘッダーに宣言された変数が表示されます。POUボディ上で、直接的に新しい変数を宣言し、登録することもできます。詳細については、オペランドの割り付けを参照してください。
- プログラミングの手間を省くため、並び替えとフィルタ設定を使用します。
- time_value_3を選択する。
- 選択した変数をダブルクリックするか、右クリックで表示されるコンテキストメニューから、「変数の挿入」を選択する。
- 代入文
:=
を入力する。
- <Shift>+<F2>キーを押すか、「命令」ペインを開く。
- テキストサーチフィールドに"ADD_TIME"を入力する。
- 選択したエレメントをダブルクリックするか、コンテキストメニューから、「命令の挿入」を選択する。
ADD_TIMEテンプレートが挿入されます。
ADD_TIME( ?Time1_TIME? , ?Time2_TIME? );
?Time1_TIME?
をダブルクリックする。
- <F2>キーを押す。
「変数」ペインが開きます。
- POUへッダのみで宣言されている変数を表示するため、ロケーションフィルタで<Header>を選択する。
- time_value_1をダブルクリックする。
- プログラミングウィンドウで、
?Time2_TIME?
をクリックする。
- 「変数」ペインで、time_value_2をダブルクリックする。
コマンドラインは、以下のようになります。
time_value_3:=ADD_TIME(time_value_1, time_value_2);
- プログラムをチェックする。
- PLCへプログラムをダウンロードする。
- RUNモードに切り替え、プログラムを起動する。
モニタがアクティブな間に、time_value_1とtime_value_2の加算の結果がtime_value_3に格納されていることを確認できます。