FP_SHR_BLOCK

データブロックを右にシフトする

このFP命令は、トリガENがTRUEの場合、d1_Startとd2_Endで指定されたデータ範囲をn_Bitsで指定されたビット数だけ右(下位ビット位置)にシフトします。

空いている(空の)ポジションはゼロで埋められます。

n_Bits=0の場合には、シフトは行われません。
n_Bits=16の場合、FP_WSHR_BLOCKと同様、1ワードの1シフトが行われます。

パラメータ

入力

n_Bits (WORD, INT, UINT): ビット数 (許容範囲: 0～15)

出力

d1_Start (BOOL): 先頭アドレス
d2_End (BOOL): 最終アドレス

エラーフラグ

sys_bIsOperationErrorHold (TRUEになり、TRUEを保持)

インデックス修飾時にエリアを超えたとき
d1_Start > d2_Endのとき
n_Bits ³ 16

sys_bIsOperationErrorNonHold (1回のスキャンに対してTRUE)

インデックス修飾時にエリアを超えたとき
d1_Start > d2_Endのとき
n_Bits ³ 16

例

グローバル変数リスト

グローバル変数リストでは、プロジェクト内のすべてのPOUからアクセスできる変数を宣言します。

POUヘッダ

POUヘッダには、このプログラムで使用するすべての入力変数と出力変数を宣言します。 POUヘッダは全プログラム言語で使用できます。

	VAR
		bStart: BOOL:=FALSE;
			(*activates the function*)
	END_VAR
	VAR_EXTERNAL
		bStartAddress: BOOL:=FALSE;
		bEndAddress: BOOL:=FALSE;
	END_VAR

LDボディ

変数bStartがFALSEからTRUEに変化すると、このファンクションが実行されます。

BODY
    WORKSPACE
        NETWORK_LIST_TYPE := NWTYPELD ;
        ACTIVE_NETWORK := 0 ;
    END_WORKSPACE
    NET_WORK
        NETWORK_TYPE := NWTYPELD ;
        NETWORK_LABEL :=  ;
        NETWORK_TITLE :=  ;
        NETWORK_HEIGHT := 6 ;
        NETWORK_BODY
B(B_VARIN,,3,6,3,8,5,);
B(B_CONTACT,,bStart,3,2,5,4,R);
B(B_F,FP_SHR_BLOCK!,,8,1,17,6,,?DEN?Dn_Bits?AENO?Cd1_Start?Cd2_End);
B(B_VAROUT,,bStartAddress,17,3,19,5,);
B(B_VAROUT,,bEndAddress,17,4,19,6,);
L(1,3,3,3);
L(5,3,8,3);
L(1,0,1,6);
        END_NETWORK_BODY
    END_NET_WORK
END_BODY

STボディ

IF DF(start) then
    FP_SHR_BLOCK(n_Bits := 3, 
                 d1_Start => bStartAddress, 
                 d2_End => bEndAddress);
END_IF;