F94_DIST

冗長命令

注記

この命令は冗長F命令です。次の命令に置き換わっています:FP_DIVIDE_DIGITS

実行条件ENがONのとき、sで指定された16ビットデータを4ビット(1桁)ずつ区切り、下位から順番に(n)で指定された桁分だけ、dで指定したエリアを先頭とする下位4ビット(ビット0~3)にそれぞれ格納します。

パラメータ

入力

s (WORD)

分離する16ビットデータを格納しているエリアまたは定数データ

n (INT)

分離する点数を格納しているエリアまたは定数データ

出力

d (WORD)

分離された各桁を格納するエリアの先頭アドレス(変換結果)

解説

F命令を使用する代わりに、対応するFP7命令を使用することをおすすめします。FP_DIVIDE_DIGITS デジット単位の分離

nには、分離するデータ数を指定します。nの指定可能範囲は、0~4です。n = 0の場合は、無処理となります。

説明図に対応するプログラム例が、下記に記載されています:

  1.  (1) 対象データ
  2.  (2) n: 4
  3.  (3) ビットNo.
  4.  (4) sの値
  5.  (5) 格納先
  6.  (6) dのArray[0]
  7.  (7) dのArray[1]
  8.  (8) dのArray[2]
  9.  (9) dのArray[3]
  10. (10) X0: ON

エラーフラグ

sys_bIsOperationErrorHold (TRUEになり、TRUEを保持)
  • 条件インデックス修飾時にエリアを超えたとき

  • 分離するデータ数が、n³ 5のとき

sys_bIsOperationErrorNonHold (1回のスキャンに対してTRUE)
  • 条件インデックス修飾時にエリアを超えたとき

  • 分離するデータ数が、n³ 5のとき

関連トピック

最終修正日: 2020-02-12このページに関するフィードバックお問い合わせ窓口