データロギングファイルのFTP転送モードの設定
このFP命令は、FTPプロトコルによるデータロギングファイルの転送設定を定義します。
入力
LOG番号(指定可能範囲: 0~15)。コンパイラは、ログファイル番号用の文字列を内部で生成します。例. 'LOG=0'
転送方式パラメータを設定します。
サーバーアドレス(必須のキーワード)
同時に設定できるのは、1サーバーのみです。FTPサーバー番号(1バイト3文字)を指定します。
キーワード: SV
値: SV0~SV3 (サーバー0~サーバー3)
転送方式(オプションパラメータ)
文法 |
転送方式 |
---|---|
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上書き方式(デフォルト) データロギング設定で指定したファイル名で、ファイルを転送します。ネットワークやサーバーのトラブルで転送が中断した場合、一部のみファイル転送が実行される場合があります。FP_FTP_GET_STATUSなどの命令で転送が正常に完了したかどうかを確認します。 |
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リネーム方式 仮のファイル名でファイルを転送し、転送成功後に指定のファイル名にリネームします。ファイル転送が正常に完了したかどうかを確認するには、実際のファイル名とデータロギング設定で指定されたファイル名を比較します。上書き方式に比べて、処理時間がかかります。 |
例: リネーム方式を使用して、送信データロギングファイルをFTPサーバー3に送信する:'SV3,MODE=REN'
宛先ディレクトリを設定します(最大256文字)。FTPサーバーへのログイン後、ユーザーに割り当てられているホームディレクトリからの相対パスで作成されます。宛先ディレクトリが存在しない場合は、最大8つの階層で自動的に作成されます。
出力
以下の条件でTRUEになります。
接続のタイムアウトが経過した場合
IPアドレスが無効な場合
エラーが発生した場合は、エラーコード番号のシステム変数sys_iEthernetConnectionErrorCodeを確認してください。
すべてのキーワードは、カンマで区切って登録します。例. 'NAME=abcd,FROM=sender@server.com'
キーワードの順序を変更しないでください。キーワードと設定パラメータはここに記載されている順序で記述してください。
文字列データは、256文字以内にする必要があります。
この命令は、割り込みプログラム中で使用することはできません。
命令を実行する前に、FP_FTP_SET_CONNECTIONまたはFTPクライアントの設定ダイアログを使用してFTPサーバーを指定する必要があります。
定数を指定する文字のオペランドには、大文字または小文字を使用することができます。「Abcd」、「ABCD」、「abcd」は同義語となります。しかし、ファイル名では大文字小文字が区別されます。
命令は、指定したnLogID番号の転送要求フラグがFALSEの場合にのみ実行することができます。転送要求フラグがTRUEの場合、演算エラーが発生します。
命令を実行する前にsys_bIsEthernetInitializingがFALSEであることを確認してください。命令が実行されるとsys_bIsEthernetInitializingはTRUEになります。sys_bIsEthernetInitializingがTRUEのときに命令を実行すると、エラーが発生します。
この命令が正常に実行されると、システム変数sys_bIsCarryおよびsys_iEthernetConnectionErrorCodeがリセットされます。
この命令により、sOperationおよびsFTPServerDirectoryのデータロギング転送設定がnLogIDで指定されたLOGファイル番号内に格納されます。
エラーが発生した場合は、エラーコード番号のシステム変数sys_iEthernetConnectionErrorCodeを確認してください。
指定したnLogID番号の転送要求フラグがTRUEの場合。例:sys_blsLog0DataRecordingActiveがTRUEの場合。
nLogIDで指定された番号のデータロギング条件が登録されていない場合。
パラメータに指定された値が許容範囲外の場合。
命令が割り込みプログラム内で実行された場合。
文字列データが256文字を超えた場合。
命令FP_FTP_SET_CONNECTIONまたはFTPクライアントの設定ダイアログで設定されていないFTPサーバーが指定されている場合。
指定したnLogID番号の転送要求フラグがTRUEの場合。例:sys_blsLog0DataRecordingActiveがTRUEの場合。
nLogIDで指定された番号のデータロギング条件が登録されていない場合。
パラメータに指定された値が許容範囲外の場合。
命令が割り込みプログラム内で実行された場合。
文字列データが256文字を超えた場合。
命令FP_FTP_SET_CONNECTIONまたはFTPクライアントの設定ダイアログで設定されていないFTPサーバーが指定されている場合。
Ethernet初期化中に命令を実行した場合は、sys_iEthernetConnectionErrorCodeが「11:Ethernet初期化中」に設定されます。
POUヘッダには、このプログラムで使用するすべての入力変数と出力変数を宣言します。 POUヘッダは全プログラム言語で使用できます。
VAR
bSetLogTransferFTP: BOOL:=FALSE;
bIsError: BOOL:=FALSE;
bDisableLogTransferFTP: BOOL:=FALSE;
END_VAR
bSetLogTransferFTPとbDisableLogTransferFTPがTRUEにセットされると、命令が実行されます。
BODY
WORKSPACE
NETWORK_LIST_TYPE := NWTYPELD ;
ACTIVE_NETWORK := 0 ;
END_WORKSPACE
NET_WORK
NETWORK_TYPE := NWTYPELD ;
NETWORK_LABEL := ;
NETWORK_TITLE := ;
NETWORK_HEIGHT := 6 ;
NETWORK_BODY
B(B_VARIN,,0,18,2,20,4,);
B(B_VARIN,,'SV0',18,3,20,5,);
B(B_VARIN,,'LogData',18,4,20,6,);
B(B_VAROUT,,bIsError,37,2,39,4,);
B(B_CONTACT,,bSetLogTransferFTP,5,1,7,3,);
B(B_F,FP_FTP_SET_MODE_TRANSFER_LOG!,,20,0,37,6,,?DEN?DnLogID?DsOperation?DsFTPServerDirectory?AENO?CbError);
L(1,2,5,2);
L(7,2,20,2);
L(1,0,1,6);
END_NETWORK_BODY
END_NET_WORK
NET_WORK
NETWORK_TYPE := NWTYPELD ;
NETWORK_LABEL := ;
NETWORK_TITLE := ;
NETWORK_HEIGHT := 5 ;
NETWORK_BODY
B(B_CONTACT,,bDisableLogTransferFTP,5,1,7,3,);
B(B_VARIN,,0,18,2,20,4,);
B(B_VARIN,,'DISABLE',18,3,20,5,);
B(B_VAROUT,,bIsError,39,2,41,4,);
B(B_F,FP_FTP_TRANSFER_CONTROL_LOG!,,20,0,37,5,,?DEN?DnLogID?DsControl?AENO?AbError);
L(1,2,5,2);
L(37,3,39,3);
L(7,2,20,2);
L(1,0,1,5);
END_NETWORK_BODY
END_NET_WORK
END_BODY
If (bSetLogTransferFTP) Then
FP_FTP_SET_MODE_TRANSFER_LOG(nLogID := 0, sOperation := 'SV0',
sFTPServerDirectory := 'LogData',
bError => bIsError);
End_if;
If (bDisableLogTransferFTP) Then
FP_FTP_TRANSFER_CONTROL_LOG(nLogID := 0, sControl := 'DISABLE', bError => bIsError);
End_if;