FP_ETHERNETIP_REFRESH_OUTPUT

EtherNet/IP出力リフレッシュ

このFP命令は、指定されたノードおよびコネクション番号の出力データをリフレッシュします。データは、PLCの演算用メモリからPLCの送信バッファにコピーされます。

パラメータ

入力

s1_NodeNumber (WORD, INT, UINT)

リフレッシュする出力データのノード番号。スキャンリスト範囲:1~256

指定した値がスキャンリスト範囲外の場合にエラーが発生します。

I/Oマップは、対象の機器(PLC)へデータを送信する場合に使用します。

s2_ConnectionNumber (WORD, INT, UINT)

リフレッシュする出力データのコネクション番号。範囲:1~256

指定した値がスキャンリスト範囲外の場合にエラーが発生します。

出力

d_Result (WORD)

リフレッシュ結果を保存するメモリエリア。RPIより早い周期でこの命令を実行すると、出力リフレッシュできない場合があります。

  • 0:リフレッシュ正常終了。

  • 1: 受信データなし。リフレッシュ未実施。

  • 2: EtherNet/IPの通信準備ができていない。

解説

  • 命令を実行する前に、指定された接続の通信がFP_ETHERNETIP_GET_STATE_TABLE_RUNを使用して正常に実行されるかどうかを確認してください。

  • sys_bIsEtherNetIPReadyTRUEに変わったら、この命令を呼び出します。sys_bIsEtherNetIPReadyTRUEに変わる前に呼び出すと、EtherNet/IPの通信準備ができていないことを示すエラーが返されます。

  • 通信負荷を低減するために、この命令を1回のスキャンで連続して実行しないでください。

  • この命令は、「EtherNet/IP設定」「リフレッシュ方式」として「命令」を選択した場合の接続にのみ使用します。

エラーフラグ

sys_bIsOperationErrorHold (TRUEになり、TRUEを保持)
  • Ethernetのユニットコンフィグレーションで、EtherNet/IP機能を使用しないとき

  • インデックス修飾時にエリアを超えたとき

  • パラメータに指定された値が許容範囲外の場合。

  • s1_NodeNumberおよびs2_ConnectionNumberで指定されているI/Oマップまたはノード/コネクションが存在しない場合。

  • 接続に対して選択したリフレッシュ方式が「命令」以外の場合。

  • 指定した接続の出力データの数が0の場合。

  • 指定した接続のリフレッシュされたデータの数が0の場合。

sys_bIsOperationErrorNonHold (1回のスキャンに対してTRUE)
  • Ethernetのユニットコンフィグレーションで、EtherNet/IP機能を使用しないとき

  • インデックス修飾時にエリアを超えたとき

  • パラメータに指定された値が許容範囲外の場合。

  • s1_NodeNumberおよびs2_ConnectionNumberで指定されているI/Oマップまたはノード/コネクションが存在しない場合。

  • 接続に対して選択したリフレッシュ方式が「命令」以外の場合。

  • 指定した接続の出力データの数が0の場合。

  • 指定した接続のリフレッシュされたデータの数が0の場合。

POUヘッダ

POUヘッダには、このプログラムで使用するすべての入力変数と出力変数を宣言します。 POUヘッダは全プログラム言語で使用できます。

	VAR
		bEnable: BOOL:=FALSE;
		iNodeNumber: INT:=0;
		iConnectionNumber: INT:=0;
		wResult: WORD:=0;
	END_VAR

POUボディ

変数sys_bIsEtherNetIPReadybEnableTRUEにセットされたとき、ファンクションが実行されます。

LDボディ

BODY
    WORKSPACE
        NETWORK_LIST_TYPE := NWTYPELD ;
        ACTIVE_NETWORK := 0 ;
    END_WORKSPACE
    NET_WORK
        NETWORK_TYPE := NWTYPELD ;
        NETWORK_LABEL :=  ;
        NETWORK_TITLE :=  ;
        NETWORK_HEIGHT := 9 ;
        NETWORK_BODY
B(B_VARIN,,iNodeNumber,13,4,15,6,);
B(B_VARIN,,iConnectionNumber,13,5,15,7,);
B(B_VAROUT,,wResult,32,4,34,6,);
B(B_CONTACT,,bEnable,13,1,15,3,);
B(B_CONTACT,,sys_bIsEtherNetIPReady,5,1,7,3,);
B(B_F,FP_ETHERNETIP_REFRESH_OUTPUT!,,15,2,32,7,,?DEN?Ds1_NodeNumber?Ds2_ConnectionNumber?AENO?Cd_Result);
L(1,2,5,2);
L(7,2,13,2);
L(15,2,15,4);
L(1,0,1,9);
        END_NETWORK_BODY
    END_NET_WORK
END_BODY

STボディ

IF (sys_bIsEtherNetIPReady) AND (bEnable) then
    FP_ETHERNETIP_REFRESH_OUTPUT(s1_NodeNumber := iNodeNumber,
                                 s2_ConnectionNumber := iConnectionNumber,
                                d_Result => wResult);
END_IF;

最終修正日: 2024-03-07このページに関するフィードバックお問い合わせ窓口