TRUNC_TO_INT

REAL型またはLREAL型入力変数のINT型への変換(小数点以下切り捨て)

TRUNC_TO_INT命令は、REAL, LREAL型の数値の小数点以下を切り捨て、INTEGER型の出力変数を転送します。

パラメータ

入力

未定義入力 (REAL、LREAL)

入力データ型

出力

未定義出力 (INT)

変換結果

解説

  • 必要なデータ型がサポートされている場合、多重定義されたTO_INT命令の使用をおすすめします。

  • 小数点以下を切り捨てることで、正数は0方向に減少し、負数は0方向に増加します。

  • 入力変数の最初の16ビットが、出力変数に割り付けられます。

エラーフラグ

sys_bIsOperationErrorHold (TRUEになり、TRUEを保持)
  • 入力変数がREAL型でないとき

  • 出力変数が16ビットINT型よりも大きいとき

sys_bIsOperationErrorNonHold (1回のスキャンに対してTRUE)
  • 入力変数がREAL型でないとき

  • 出力変数が16ビットINT型よりも大きいとき

sys_bIsCarry (1回のスキャンに対してTRUE)

出力変数が0のとき

POUヘッダ

POUヘッダには、このプログラムで使用するすべての入力変数と出力変数を宣言します。 POUヘッダは全プログラム言語で使用できます。

	VAR
		REAL_value: TRUNC;
		INT_value: INT:=0;
	END_VAR

この例では、変数を使用しています。入力変数の代わりに、定数を使用することもできます。

POUボディ

REAL_valueの小数点以下が切り捨てられます。resultは、16ビットINT型としてINT_valueに格納されます。

LDボディ

BODY
    WORKSPACE
        NETWORK_LIST_TYPE := NWTYPELD ;
        ACTIVE_NETWORK := 0 ;
    END_WORKSPACE
    NET_WORK
        NETWORK_TYPE := NWTYPELD ;
        NETWORK_LABEL :=  ;
        NETWORK_TITLE :=  ;
        NETWORK_HEIGHT := 2 ;
        NETWORK_BODY
B(B_F,TRUNC_TO_INT!,Instance,10,0,19,2,,?D?C);
B(B_VARIN,,REAL_value,8,0,10,2,);
B(B_VAROUT,,INT_value,19,0,21,2,);
L(1,0,1,2);
        END_NETWORK_BODY
    END_NET_WORK
END_BODY

STボディ

INT_value:=TRUNC_TO_INT(REAL_value);

ILボディ

LD

REAL_value

TRUNC_TO_INT

ST

INT_value

最終修正日: 2022-10-18このページに関するフィードバックお問い合わせ窓口