FP_ASCII_TO_HEX

ASCII -> 16進変換

このFP命令は、実行条件ENTRUEのときs_Startで指定された16進ASCII HEXコードを16進文字に変換します。n_Charsは変換するバイト数を指定します。結果はdに格納されます。

ASCIIコードは、1つの16進文字を表すのに8ビット(1バイト)必要です。変換の結果、データ長は変換前のASCIIコードの半分になります。

パラメータ

入力

s_Start (WORD, INT, UINT)

先頭アドレス

n_Chars (INT, DINT, UINT, UDINT)

バイト数

出力

d (WORD, DWORD)

変換バイト

解説

ASCIIコードの2文字が2つの1バイト数字に変換されます。この過程で、上位文字と下位文字が交換されます。4文字分を一区切りにして変換します。

ASCII HEXコードと16進数の対応表:

16進数

ASCII HEXコード

0123456789ABCDEF

16#30 16#31 16#32 16#33 16#34 16#35 16#36 16#37 16#38 16#39 16#41 16#42 16#43 16#44 16#45 16#46

エラーフラグ

sys_bIsOperationErrorHold (TRUEになり、TRUEを保持)
  • インデックス修飾時にエリアを超えたとき

  • n_Charsで指定したバイト数がs_Startで指定したエリアを超えるとき

  • 変換結果がdで指定したデータエリアを超えるとき

  • n_Chars = 0

  • 0~F以外のASCII文字が指定されているとき

sys_bIsOperationErrorNonHold (1回のスキャンに対してTRUE)
  • インデックス修飾時にエリアを超えたとき

  • n_Charsで指定したバイト数がs_Startで指定したエリアを超えるとき

  • 変換結果がdで指定したデータエリアを超えるとき

  • n_Chars = 0

  • 0~F以外のASCII文字が指定されているとき

 符号あり/符号なし16ビットデータ:

オフセット

ASCIIコード

16進相当

オフセット

変換後のHexデータ

s1_Start

0

16#4241

BA

Þ

d

0

16#CDAB

1

16#4443

DC

1

n_Chars

0

16#0004

2

1

3

 符号あり/符号なし32ビットデータ:

オフセット

ASCIIコード

16進相当

オフセット

変換後のHexデータ

s1_Start

0

16#4241

BA

Þ

d

0

16#CDAB

1

16#4443

DC

1

n_Chars

0

16#0004

2

1

16#0000

3

2

4

 符号あり/符号なし16ビットデータ:

オフセット

ASCIIコード

16進相当

オフセット

変換後のHexデータ

s1_Start

0

16#3231

21

Þ

d

0

16#3412

1

16#3433

43

1

16#7856

2

16#3635

65

2

3

16#3837

87

3

n_Chars

0

16#0008

4

1

5

 符号あり/符号なし16ビットデータ、奇数:

奇数サイズの文字列が変換される場合、最終変換バイトのビット位置 0~3 に 0 が入力されます。

オフセット

ASCIIコード

16進相当

オフセット

変換後のHexデータ

s1_Start

0

16#3231

21

Þ

d

0

16#3412

1

16#3433

43

1

16#7056

2

16#3635

65

2

3

16#3837

87

3

n_Chars

0

16#0007

4

1

5

POUヘッダ

POUヘッダには、このプログラムで使用するすべての入力変数と出力変数を宣言します。 POUヘッダは全プログラム言語で使用できます。

	VAR
		bStart: BOOL:=FALSE;
			(*activates the function*)
		wASCIIInput: WORD:=16#3031;
		wConversionResult: WORD:=0;
	END_VAR

POUボディ

変数bStartTRUEにセットされると、このファンクションが実行されます。

LDボディ

BODY
    WORKSPACE
        NETWORK_LIST_TYPE := NWTYPELD ;
        ACTIVE_NETWORK := 0 ;
    END_WORKSPACE
    NET_WORK
        NETWORK_TYPE := NWTYPELD ;
        NETWORK_LABEL :=  ;
        NETWORK_TITLE :=  ;
        NETWORK_HEIGHT := 6 ;
        NETWORK_BODY
B(B_CONTACT,,bStart,5,2,7,4,);
B(B_VARIN,,wASCIIInput,11,3,13,5,);
B(B_VARIN,,2,11,4,13,6,);
B(B_VAROUT,,wConversionResult,23,3,25,5,);
B(B_F,FP_ASCII_TO_HEX!,,13,1,23,6,,?DEN?Ds_Start?Dn_Chars?AENO?Cd);
L(1,3,5,3);
L(7,3,13,3);
L(1,0,1,6);
        END_NETWORK_BODY
    END_NET_WORK
END_BODY

STボディ

If (bStart) then
    FP_ASCII_TO_HEX(s_Start := wASCIIInput, 
                    n_Chars := 2, 
                    d => wConversionResult);
End_if;

最終修正日: 2021-04-26このページに関するフィードバックお問い合わせ窓口