F72_A2HEX

実行条件ENがONのとき、s1で指定されたエリアに格納されているASCIIコードを16進数の数値データに変換します。s2で指定されたバイト数分を変換します。変換結果は、dで指定されたエリアに格納されます。アスキーコードは、1つの16進文字を表わすのに 8ビット(1バイト)必要です。変換の結果、データ長は変換前の半分になります。

パラメータ

入力

s1_Start (WORD)

アスキーコードが格納されている16ビットエリアの先頭アドレス (変換元)

s2_Number (INT)

変換するバイト数

出力

d_Start (WORD, INT, UINT)

変換データを格納する16ビットエリアの先頭アドレス (変換結果)

解説

• F命令を使用する代わりに、対応するFP7命令を使用することをおすすめします。FP_ASCII_TO_HEX ASCII -> 16進変換

• アスキーコード2文字分が、1バイトの数値2桁に変換されます。このとき、上位の文字と下位の文字が入れ替わります。4文字分を一区切りにして変換します。

  

  1.  (1) アスキーコード文字列
  2.  (2) 変換結果

• 変換データは、バイト単位で格納されます。奇数が変換されると、変換結果の終端データのビット0～3に"0"が入力されます。変換バイト数が奇数の場合の動作:

  

  1.  (1) アスキーコード
  2.  (2) 7文字(7バイト)
  3.  (3) "0"が入ります
  4.  (4) 命令実行
  5.  (5) 変換結果

• ASCIIコードと16進数の対応表

  ASCIIコード	16進数
  16#30 16#31 16#32 16#33 16#34 16#35 16#36 16#37 16#38 16#39 16#41 16#42 16#43 16#44 16#45 16#46	0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 A B C D E F

エラーフラグ

sys_bIsOperationErrorHold (TRUEになり、TRUEを保持)

• s2で指定したバイト数が、s1で指定したエリアを超えるとき

• 変換結果がdで指定したエリアを超えるとき

• s2 で指定したデータが"0"のとき

• アスキーコード中に、0～F以外の文字コードがあるとき

sys_bIsOperationErrorNonHold (1回のスキャンに対してTRUE)

• s2で指定したバイト数が、s1で指定したエリアを超えるとき

• 変換結果がdで指定したエリアを超えるとき

• s2 で指定したデータが"0"のとき

• アスキーコード中に、0～F以外の文字コードがあるとき