F328_DINT

浮動小数点形実数データ -> 32ビット整数(超えない最大)変換

sで指定された実数データ(-2147483000~214783000)を、整数データ(+/- 符号付)に変換します。演算結果は、出力dに格納します。

パラメータ

入力

s (REAL)

転送元のREAL型データ (2ワード)

出力

d (DINT, DWORD)

変換データの格納先

解説

出力dの変換整数値は、常に入力sの実数値より小さいか等しくなります。

  • 入力が正の実数の場合、正の整数値を出力に格納します。

  • 入力が負の実数の場合、次に小さな整数値を出力に格納します。

  • 実数の小数点以下が0のみの場合、その整数値を出力に格納します。

エラーフラグ

sys_bIsOperationErrorHold (TRUEになり、TRUEを保持)
  • 入力sREAL型以外のデータを指定したとき、または変換結果が出力dの32ビットエリアを超えたとき

sys_bIsOperationErrorNonHold (1回のスキャンに対してTRUE)
  • 入力sREAL型以外のデータを指定したとき、または変換結果が出力dの32ビットエリアを超えたとき

sys_bIsEqual (TRUEになり、TRUEを保持)

結果が "0"のとき

POUヘッダ

POUヘッダには、このプログラムで使用するすべての入力変数と出力変数を宣言します。 POUヘッダは全プログラム言語で使用できます。

	VAR
		start: BOOL:=FALSE;
			(*activates the function*)
		input_value: REAL:=-1234567.89;
		output_value: DINT:=0;
			(*result after a 0->1 leading
edge from start: -1234568*)
	END_VAR

この例では、入力変数input_valueが宣言されています。ファンクションの入力に定数を直接記述することもできます。

POUボディ

変数startがON (TRUE)のとき、このファンクションが実行されます。

実数値 -1234567.89 を整数値 -1234568に変換し、outputの変数output_valueに格納します。整数値が実数値を超えないよう、ファンクションは切り捨てを行います。

LDボディ

BODY
    WORKSPACE
        NETWORK_LIST_TYPE := NWTYPELD ;
        ACTIVE_NETWORK := 0 ;
    END_WORKSPACE
    NET_WORK
        NETWORK_TYPE := NWTYPELD ;
        NETWORK_LABEL :=  ;
        NETWORK_TITLE :=  ;
        NETWORK_HEIGHT := 5 ;
        NETWORK_BODY
B(B_F,F328_DINT!,Instance,12,1,19,5,,?DEN?D@'s'?AENO?Cd);
B(B_VARIN,,input_value,10,3,12,5,);
B(B_VAROUT,,output_value,19,3,21,5,);
B(B_CONTACT,,start,8,2,10,4,);
L(1,3,8,3);
L(10,3,12,3);
L(1,0,1,5);
        END_NETWORK_BODY
    END_NET_WORK
END_BODY

STボディ

IF start THEN         
    F328_DINT(input_value, output_value);
END_IF;

ILボディ

最終修正日: 2019-08-01このページに関するフィードバックお問い合わせ窓口