F10_BKMV_OFFSET

ブロック転送(転送元にオフセット分を加えたエリアへの転送)

この命令は、コンパイラによって生成されるF10_BKMV 冗長命令命令の改良版です。

実行条件ENがONのとき、s1_Startで指定された先頭アドレスから、s2_Endで指定された最終アドレスまでのデータを、s1_Startにオフセットd_Offsetを加えたアドレス以降に転送します。

パラメータ

入力

s1_Start (WORD, INT, UINT)

16ビットエリアの先頭アドレス(転送元)

s2_End (WORD, INT, UINT)

16ビットエリアの終端アドレス(転送元)

d_Offset (WORD, INT, UINT)

s1_Startからのオフセット(転送先)

解説

  • s1_Starts2_Endが同じデータエリアの場合の動作:

    • d_Offset = 0: データは、同じデータエリアに再転送されます。

  • 変数s1_Starts2_Endd_Offsetは同じデータ型を使用してください。

POUヘッダ

POUヘッダには、このプログラムで使用するすべての入力変数と出力変数を宣言します。 POUヘッダは全プログラム言語で使用できます。

	VAR
		Array1: ARRAY [0..5] OF INT:=[6(0)];
		CopyArrayInArray: BOOL:=FALSE;
	END_VAR

POUボディ

変数CopyArrayInArrayFALSEからTRUEに変化すると、このファンクションが実行されます。s1_Startで指定された16ビットエリアの先頭アドレスから、s2_Endで指定された最終アドレスまでのデータブロックを、s1_Startからのオフセットd_Offsetで指定された16ビットのエリア以降にコピーします。

LDボディ

BODY
    WORKSPACE
        NETWORK_LIST_TYPE := NWTYPELD ;
        ACTIVE_NETWORK := 0 ;
    END_WORKSPACE
    NET_WORK
        NETWORK_TYPE := NWTYPELD ;
        NETWORK_LABEL :=  ;
        NETWORK_TITLE :=  ;
        NETWORK_HEIGHT := 6 ;
        NETWORK_BODY
B(B_F,F10_BKMV_OFFSET!,Instance,9,0,19,6,,?DEN?Ds1_Start?Ds2_End?Dd_Offset?AENO);
B(B_VARIN,,CopyArrayInArray,7,1,9,3,);
B(B_VARIN,,Array1[0],7,2,9,4,);
B(B_VARIN,,Array1[3],7,3,9,5,);
B(B_VARIN,,2,7,4,9,6,);
L(1,0,1,6);
        END_NETWORK_BODY
    END_NET_WORK
END_BODY

最終修正日: 2019-08-06このページに関するフィードバックお問い合わせ窓口