FP_FIFO_READ

FIFOバッファからの読み出し

このFP命令は、s_Startで指定したFIFO (ファーストイン/ファーストアウト)バッファの先頭データエリアからデータを読み出し、データをdで指定したエリアに格納します。

パラメータ

入力

s_Start (WORD, INT, UINT)

バッファの先頭データエリア

出力

d (WORD, INT, UINT)

FIFOバッファから読み出したデータを格納するデータエリア

解説

  • 変数s_Startdは同じデータ型を使用してください。

  • 格納データ数が0のとき、この命令を実行するとエラーが発生します。

  • 読み出しポインタが書き込みポインタと等しいときにこの命令を実行すると、エラーが発生し、読み取りは実行されません。

  • 読み出しポインタがFIFOバッファの終端アドレス(n_Words (FP_FIFO_DEFINEで定義)-1)を示しているときに、この命令を実行すると読み出しポインタは0になります。

エラーフラグ

sys_bIsOperationErrorHold (TRUEになり、TRUEを保持)
  • d_Startで指定されたバッファのサイズ(n_Words)が、n_Words = 0またはn_Words > 4096のとき。

  • バッファの格納データ数 = 0のとき。

  • バッファの格納データ数 > バッファサイズ(n_Words)のとき。

  • 読み出しポインタ > バッファサイズ(n_Words)のとき。

  • データを読み出した後、読み出しポインタが4096 (16#1000)以上になるとき。

sys_bIsOperationErrorNonHold (1回のスキャンに対してTRUE)
  • で指定されたバッファのサイズ(n_Words)が、n_Words = 0またはn_Words > 4096のとき。

  • バッファの格納データ数 = 0のとき。

  • バッファの格納データ数 > バッファサイズ(n_Words)のとき。

  • 読み出しポインタ > バッファサイズ(n_Words)のとき。

  • データを読み出した後、読み出しポインタが4096 (16#1000)以上になるとき。

POUヘッダ

POUヘッダには、このプログラムで使用するすべての入力変数と出力変数を宣言します。POUヘッダは全プログラム言語で使用できます。

	VAR
		bDefineBuffer: BOOL:=FALSE;
		bWriteToBuffer: BOOL:=FALSE;
		bReadFromBuffer: BOOL:=FALSE;
		iWords: INT:=8;
		arrFifo: ARRAY [0..11] OF INT:=[12(0)];
		arrResultReadFifo: ARRAY [0..7] OF WORD:=[8(0)];
	END_VAR

POUボディ

変数bReadFromBufferTRUEにセットされると、このファンクションが実行されます。

LDボディ

BODY
    WORKSPACE
        NETWORK_LIST_TYPE := NWTYPELD ;
        ACTIVE_NETWORK := 0 ;
    END_WORKSPACE
    NET_WORK
        NETWORK_TYPE := NWTYPELD ;
        NETWORK_LABEL :=  ;
        NETWORK_TITLE :=  ;
        NETWORK_HEIGHT := 5 ;
        NETWORK_BODY
B(B_F,FP_FIFO_DEFINE!,,13,1,22,5,,?DEN?Dn_Words?AENO?Cd_Start);
B(B_VARIN,,iWords,11,3,13,5,);
B(B_VAROUT,,arrFifo[0],22,3,24,5,);
B(B_CONTACT,,bDefineBuffer,5,2,7,4,);
L(7,3,13,3);
L(1,3,5,3);
L(1,0,1,5);
        END_NETWORK_BODY
    END_NET_WORK
    NET_WORK
        NETWORK_TYPE := NWTYPELD ;
        NETWORK_LABEL :=  ;
        NETWORK_TITLE :=  ;
        NETWORK_HEIGHT := 5 ;
        NETWORK_BODY
B(B_F,FP_FIFO_READ!,,13,1,21,5,,?DEN?Ds_Start?AENO?Cd);
B(B_VARIN,,arrFifo[0],11,3,13,5,);
B(B_VAROUT,,arrResultReadFifo[0],21,3,23,5,);
B(B_CONTACT,,bReadFromBuffer,5,2,7,4,);
L(7,3,13,3);
L(1,3,5,3);
L(1,0,1,5);
        END_NETWORK_BODY
    END_NET_WORK
END_BODY

STボディ

if (bReadFromBuffer) then
    FP_FIFO_READ(s_Start := arrFifo[0],
                 d => arrResultReadFifo[0]);
    end_if;

最終修正日: 2022-10-18このページに関するフィードバックお問い合わせ窓口