FP-e表示画面の設定
FP-eのNモード(ノーマルモード)とSモード(スイッチモード)の表示画面を設定する命令です。
入力
画面モード
画面表示の制御データ用構造体(DUT)
上段表示エリアの値
下段表示エリアの値
便利なダイアログを使用して、画面表示の制御データを設定することができます。
DUTを宣言する。
ヘッダのデータ型で、F180_DUTを選択する。
"初期値"欄でボタンをクリックします。
設定ダイアログが開きます。
任意の設定を行う。
[OK]
下段表示エリアに特殊データレジスタ"DT9***"を指定することはできません。
この命令は、割り込みプログラム中で使用することはできません。
インデックス修飾時にエリアを越えたときON
ScreenSelectionまたはScreenControlの値が無効のときON
インデックス修飾時にエリアを越えたときON
ScreenSelectionまたはScreenControlの値が無効のときON
以下に示す変数は、グローバル変数リスト上で宣言する必要があります:
POUヘッダには、このプログラムで使用するすべての入力変数と出力変数を宣言します。POUヘッダは全プログラム言語で使用できます。
VAR_EXTERNAL
ElapsedValue0: INT:=88;
ElapsedValue1: INT:=88;
SetValue0: INT:=100;
SetValue1: INT:=200;
END_VAR
VAR
DisplayCtrlData0: F180_DUT:=ScreenControl := 16#83;
DisplayCtrlData1: F180_DUT:=ScreenControl := 16#83;
DisplayMode0: INT:=0;
DisplayMode1: INT:=1;
Enable0: BOOL:=FALSE;
Enable1: BOOL:=FALSE;
END_VAR
変数Enable0がON (TRUE)になると、ファンクションが実行され、FP-eは、Nモード第1画面に切り替わります。ElapsedValue0とSetValue0の内容が上段と下段にそれぞれ、赤色と橙色で表示されます。変数Enable1がON (TRUE)になると、ファンクションが実行され、FP-eは、Nモード第2画面に切り替わります。ElapsedValue1とSetValue1の内容が上段と下段にそれぞれ、赤色と緑色で表示されます。モニタ値が両方のLDボディに表示されます。FP-eの表示を変更するには、F181_DSP命令を使用してください。
BODY
WORKSPACE
NETWORK_LIST_TYPE := NWTYPELD ;
ACTIVE_NETWORK := 0 ;
END_WORKSPACE
NET_WORK
NETWORK_TYPE := NWTYPELD ;
NETWORK_LABEL := ;
NETWORK_TITLE := ;
NETWORK_HEIGHT := 13 ;
NETWORK_BODY
B(B_CONTACT,,Enable0,6,1,8,3,);
B(B_F,F180_SCR_DUT!,Instance,18,0,29,7,,?DEN?DScreenSelection?DScreenControl?DDataUpperSection?DDataLowerSection?AENO);
B(B_VARIN,,DisplayMode0,16,2,18,4,);
B(B_VARIN,,DisplayCtrlData0,16,3,18,5,);
B(B_VARIN,,SetValue0,16,4,18,6,);
B(B_VARIN,,ElapsedValue0,16,5,18,7,);
B(B_F,F181_DSP!,Instance,18,9,24,13,,?DEN?D@'s1'?AENO);
B(B_VARIN,,DisplayMode0,16,11,18,13,);
L(1,2,6,2);
L(8,2,18,2);
L(9,2,9,11);
L(9,11,18,11);
L(1,0,1,13);
END_NETWORK_BODY
END_NET_WORK
NET_WORK
NETWORK_TYPE := NWTYPELD ;
NETWORK_LABEL := ;
NETWORK_TITLE := ;
NETWORK_HEIGHT := 13 ;
NETWORK_BODY
B(B_CONTACT,,Enable1,6,1,8,3,);
B(B_F,F180_SCR_DUT!,Instance,18,0,29,7,,?DEN?DScreenSelection?DScreenControl?DDataUpperSection?DDataLowerSection?AENO);
B(B_VARIN,,DisplayMode1,16,2,18,4,);
B(B_VARIN,,DisplayCtrlData1,16,3,18,5,);
B(B_VARIN,,SetValue1,16,4,18,6,);
B(B_VARIN,,ElapsedValue1,16,5,18,7,);
B(B_F,F181_DSP!,Instance,18,9,24,13,,?DEN?D@'s1'?AENO);
B(B_VARIN,,DisplayMode1,16,11,18,13,);
L(1,2,6,2);
L(8,2,18,2);
L(9,2,9,11);
L(9,11,18,11);
L(1,0,1,13);
END_NETWORK_BODY
END_NET_WORK
END_BODY
DisplayMode0 |
DisplayMode1 |
---|---|
DisplayControlData0 |
DisplayControlData1 |
IF DF (Enable0) then
F180_SCR_DUT(ScreenSelection:=DisplayMode0,
ScreenControl:=DisplayCtrlData0,
DataUpperSection:=ElapsedValue0,
DataLowerSection:=SetValue0);
F181_DSP (DisplayMode0);
END_IF;
IF DF (Enable1) then
F180_SCR_DUT(ScreenSelection:=DisplayMode1,
ScreenControl:=DisplayCtrlData1,
DataUpperSection:=ElapsedValue1,
DataLowerSection:=SetValue1);
F181_DSP (DisplayMode1);
END_IF;
このダイアログで、FP-eの画面表示を簡単に設定することができます。ダイアログボックス内の画面表示で、設定結果を直接的にチェックできます。画面表示設定で、個々の設定の意味を確認するときは、制御データs2の項をご参照ください。
DUT要素 |
設定 |
---|---|
ScreenControl |
|
UpperDisplayControl |
|
LowerDisplayControl |
|
表示する文字はすべて変数strASCMessageに格納します。
文字列にあるASCIIコードの先頭にアクセスするにはAdr_Of_VarOffs_I命令(オフセットを2に設定)を使用します。
ASCIIコードは以下のように表示されます。
表示するセグメントデータは、配列SegmentControlに格納します。
配列要素 |
制御データ |
表示 |
---|---|---|
ARRAY[0] |
16#39 |
|
ARRAY[1]~ARRAY[3] |
16#9 |
|
ARRAY[4] |
16#F |
セグメントデータは以下のように表示されます。
表示するビットデータは、変数wUpperDisplayに格納します。
ワードwUpperDisplayは、入力DataUpperSectionに接続しています。DataUpperSectionの内容は、以下のようにエンコードされます。
DataLowerSectionの内容も同様にエンコードされます。
上記ビットデータは以下のように表示されます。
Nモード第1画面の操作スイッチ"0"~"4"を押すと、モードがSV0の変更モードに切り替わります。
表示選択スイッチ"1/2/SET"を約1秒間押すと、SV0のデータが変更され、データの点滅が止まります。
データは変更モードで点滅します。
指定範囲(16ビット)外のデータは書き込むことができません。
表示選択スイッチ"1/2/SET"を押すと、画面が第2画面に切り替わります。
"MODE"スイッチを約2秒間押すと、表示選択スイッチも操作スイッチもロックされます。ロック状態のときは、表示もデータも変更できません。電源をオン/オフしても、ロック状態は解除されません。
"MODE"スイッチをもういちど約2秒間押すと、ロック状態が解除されます。これで、"LOCK"の表示が消えます。
詳しくは、FP-eマニュアルをご参照ください。 PDFファイルについては、当社のダウンロードセンターをご参照ください。