SEL

二分選択

SEL命令は、1番目の入力変数(BOOL型)で、どの入力変数を出力変数に書き込むかを決定します。BOOL型の値が、"0 (FALSE)"の場合、入力変数IN0の値を出力変数に書き込みます。"1 (TRUE)"の場合は、入力変数IN1の値を出力変数に書き込みます。

パラメータ

入力

G (BOOL)

入力1: 入力変数IN0またはIN1の選択

IN0 (ANY)

入力2: G = FALSEのとき、出力変数に値が書き込まれます。

IN1 (ANY)

入力3: G = TRUEのとき、出力変数に値が書き込まれます。

出力

VAR_OUT (ANY)

IN0またはIN1から選択された結果の値

解説

FP-eFP0のような小型PLCでSTRING型データを使用するとき、演算結果の文字列長が入力の文字列長以上の長さになるようにしてください。

POUヘッダ

POUヘッダには、このプログラムで使用するすべての入力変数と出力変数を宣言します。 POUヘッダは全プログラム言語で使用できます。

	VAR
		channel_select: BOOL:=FALSE;
		channel_0: INT:=0;
		channel_1: INT:=0;
		output: INT:=0;
	END_VAR

この例では、入力変数(channel_selectchannel_0channel_1)が宣言されています。ファンクションの入力ピンに、定数を直接記述することもできます。

POUボディ

channel_selectの値が"0"であれば、channel_0の値がoutputに書き込まれます。"1"の場合は、channel_1の値が書き込まれます。

LDボディ

BODY
    WORKSPACE
        NETWORK_LIST_TYPE := NWTYPELD ;
        ACTIVE_NETWORK := 0 ;
    END_WORKSPACE
    NET_WORK
        NETWORK_TYPE := NWTYPELD ;
        NETWORK_LABEL :=  ;
        NETWORK_TITLE :=  ;
        NETWORK_HEIGHT := 5 ;
        NETWORK_BODY
B(B_F,SEL!,Instance,15,0,20,5,,?DG?DIN0?DIN1?C);
B(B_VARIN,,channel_0,13,2,15,4,);
B(B_VARIN,,channel_1,13,3,15,5,);
B(B_VAROUT,,output,20,1,22,3,);
B(B_CONTACT,,channel_select,7,1,9,3,);
L(1,2,7,2);
L(9,2,15,2);
L(1,0,1,5);
        END_NETWORK_BODY
    END_NET_WORK
END_BODY

STボディ

output := SEL(G := channel_select, IN0 := channel_0, IN1 := channel_1);

ILボディ

LD

channel_select

SEL

channel_0,channel_1

ST

output

最終修正日: 2019-08-05このページに関するフィードバックお問い合わせ窓口