SYS1 パスワード設定

文字定数で指定した内容により、コントローラに設定するパスワードを変更します。

コントローラに設定するパスワードを第2キーワードで指定した内容に変更します。第1キーワードと第2キーワードは、カンマで区切ります。

解説

  • 命令実行時、内蔵 FROM に書き込む時間が約100msかかります。

  • すでに書き込まれているパスワードと同一のパスワードを指定した場合は、FROMへの書き込み動作は行われません。

  • この命令は、微分実行することをおすすめします。

  • 第1キーワードと第2キーワードは、“,”(カンマ)で区切り、スペースを入れないでください。

  • 4桁16進パスワードのキーワード指定

    PASS,ABCD

    PASS

    固定

    ABCD

    Password (パスワードをABCDに設定する場合の例)

  • 8桁英数字パスワードのキーワード指定

    'PAS,FP-Xv3'のように入力します。パスワードの後のスペースは有効桁に含まれません。

    PAS,FP-X v 3

    PAS

    固定

    FP-X v 3

    Password (パスワードをFP-X v 3に設定する場合の例)

エラーフラグ

sys_bIsOperationErrorHold (TRUEになり、TRUEを保持)
  • キーワード以外の文字を指定したときON

  • 第1キーワードと第2キーワードの間がカンマでないときON

  • キーワードをアルファベットの小文字で指定したときON

  • パスワード設定で、指定データが0~9、A~F以外の文字を指定したとき、または4桁以外のデータを指定したときON

sys_bIsOperationErrorNonHold (1回のスキャンに対してTRUE)
  • キーワード以外の文字を指定したときON

  • 第1キーワードと第2キーワードの間がカンマでないときON

  • キーワードをアルファベットの小文字で指定したときON

  • パスワード設定で、指定データが0~9、A~F以外の文字を指定したとき、または4桁以外のデータを指定したときON

POUヘッダ

POUヘッダには、このプログラムで使用するすべての入力変数と出力変数を宣言します。

POUヘッダは全プログラム言語で使用できます。

	VAR
		bSetEdge: BOOL:=FALSE;
		DT_value: DT:=DT#2010-06-30-11:15:00;
		bEno: BOOL:=FALSE;
	END_VAR

POUボディ

実行条件ChangePasswordがONになると、コントローラのパスワードを"ABCD"に変更します。

LDボディ

BODY
    WORKSPACE
        NETWORK_LIST_TYPE := NWTYPELD ;
        ACTIVE_NETWORK := 0 ;
    END_WORKSPACE
    NET_WORK
        NETWORK_TYPE := NWTYPELD ;
        NETWORK_LABEL :=  ;
        NETWORK_TITLE :=  ;
        NETWORK_HEIGHT := 5 ;
        NETWORK_BODY
B(B_F,E_SET_RTC_DT!,Instance,20,1,28,5,,?DEN?DIN?AENO);
B(B_VARIN,,DT_value,18,3,20,5,);
B(B_CONTACT,,bSetEdge,7,2,9,4,R);
B(B_COIL,,bEno,37,2,39,4,);
L(1,3,7,3);
L(9,3,20,3);
L(28,3,37,3);
L(1,0,1,5);
        END_NETWORK_BODY
    END_NET_WORK
END_BODY
注記

s*に入力した値は、コンパイル時に自動的に右詰めになります。

最終修正日: 2024-03-07このページに関するフィードバックお問い合わせ窓口