SYS1 高速カウンタ動作モード変更

文字定数で指定した内容により、高速カウンタの動作モードを切り替えます。

キーワードの指定

HSCn,UP

HSCn

高速カウンタ設定

n: 0~9, A, B (FP-X C14R, C30/60R)

n: 0~7 (FP-X C14T, C30/60T)

n: 0~3 (FPS)

UP

UP: 加算入力指定

DOWN: 減算入力指定

例: HSC1,UP

解説

  • 高速カウンタのシステムレジスタ設定が、加算入力または減算入力のいずれかに設定されていないと演算エラーになります。システムレジスタで、加算入力または減算入力の設定をしてください。

  • この命令を実行しても、PLC本体のシステムROMの内容は書き替わりません。電源を再度OFF→ONにすると、ツールソフトウェアで設定したシステムレジスタの内容に書き替わります。

  • この命令は、実行条件の立ち上がり時または立ち下がり時等に、1回のみ実行することをおすすめします。

  • UPまたはDOWN指定時は、指定に従ってシステムレジスタの内容が変更されますので、プログラムのチェック時または照合時に照合エラーが発生することがあります。BOTH指定時は、システムレジスタの内容は変更されません。第1キーワードと第2キーワードは、“,”(カンマ)で区切り(例: HSCB,UP)、スペースを入れないでください。演算エラーになります。

エラーフラグ

sys_bIsOperationErrorHold (TRUEになり、TRUEを保持)
  • キーワードと一致しない文字を指定したときON

  • 第1キーワードと第2キーワードの間がカンマでないときON

  • キーワードをアルファベットの小文字で指定したときON

  • 高速カウンタのシステムレジスタ設定が加算入力か減算入力設定以外になっているときON

sys_bIsOperationErrorNonHold (1回のスキャンに対してTRUE)
  • キーワード以外の文字を指定したときON

  • 第1キーワードと第2キーワードの間がカンマでないときON

  • キーワードをアルファベットの小文字で指定したときON

  • 高速カウンタのシステムレジスタ設定が加算入力か減算入力設定以外になっているときON

POUヘッダ

POUヘッダには、このプログラムで使用するすべての入力変数と出力変数を宣言します。 POUヘッダは全プログラム言語で使用できます。

	VAR
		bCountUp: BOOL:=FALSE;
		bCountDown: BOOL:=FALSE;
	END_VAR

POUボディ

実行条件bCountUpTRUEにセットされると、このファンクションが実行されます。指定したチャンネルのシステムレジスタは、加算にセットされます。bCountDownTRUEにセットされると、指定したチャンネルのシステムレジスタは減算にセットされます。

LDボディ

BODY
    WORKSPACE
        NETWORK_LIST_TYPE := NWTYPELD ;
        ACTIVE_NETWORK := 0 ;
    END_WORKSPACE
    NET_WORK
        NETWORK_TYPE := NWTYPELD ;
        NETWORK_LABEL :=  ;
        NETWORK_TITLE :=  ;
        NETWORK_HEIGHT := 5 ;
        NETWORK_BODY
B(B_F,E_SET_RTC_DT!,Instance,20,1,28,5,,?DEN?DIN?AENO);
B(B_VARIN,,DT_value,18,3,20,5,);
B(B_CONTACT,,bSetEdge,7,2,9,4,R);
B(B_COIL,,bEno,37,2,39,4,);
L(1,3,7,3);
L(9,3,20,3);
L(28,3,37,3);
L(1,0,1,5);
        END_NETWORK_BODY
    END_NET_WORK
END_BODY

STボディ

if DF(bCountUp) then
    SYS1('HSC0,UP');
    SYS1('HSCB,UP');
End_If;
IF DF(bCountDown) Then
    SYS1('HSC0,DOWN');
    SYS1('HSC7,DOWN');
End_If;

最終修正日: 2024-03-07このページに関するフィードバックお問い合わせ窓口