FP_ETHERNETIP_DATA_GET

EtherNet/IPユニットの受信バッファからのデータの読み出し

このFP命令は、EtherNet/IPメッセージ用のFP_ETHERNETIP_DATA_RECEIVE_DUTで指定された受信データバッファから、FP_ETHERNETIP_DATA_EXCHANGE_FBと交換されたデータを読み出します。

パラメータ

入力

dutReceiveData (FP_ETHERNETIP_DATA_RECEIVE_DUT)

受信データバッファの構造体(DUT)。

入出力

ByteOffset (WORD, INT, UINT)
  • 受信データバッファ内の現在のバイトオフセット

  • 先頭アドレスからデータを読み出すには、バイトオフセットを0に設定します。

出力

Data (WORD, INT, UINT)
  • 受信バッファから読み出されるデータ。

  • 受信バッファから読み出されるデータ量は、接続された変数のデータ型によって異なります。

  • データ型STRINGの場合、現在の文字列の長さと文字がバッファから読み出されます。

  • BOOL型変数は使用できません。

エラーフラグ

sys_bIsOperationErrorHold (TRUEになり、TRUEを保持)
  • インデックス修飾時にエリアを超えたとき

  • Ethernetのユニットコンフィグレーションで、EtherNet/IP機能を使用しないとき

  • パラメータに指定された値が許容範囲外の場合。

sys_bIsOperationErrorNonHold (1回のスキャンに対してTRUE)
  • インデックス修飾時にエリアを超えたとき

  • Ethernetのユニットコンフィグレーションで、EtherNet/IP機能を使用しないとき

  • パラメータに指定された値が許容範囲外の場合。

POUヘッダ

POUヘッダには、このプログラムで使用するすべての入力変数と出力変数を宣言します。POUヘッダは全プログラム言語で使用できます。

	VAR
		sData: STRING[32]:='';
		iOffset: INT:=0;
		bEnable: BOOL:=FALSE;
		dutReceive: FP_ETHERNETIP_DATA_RECEIVE_DUT;
	END_VAR

LDボディ

変数bEnableTRUEにセットされたとき、ファンクションが実行されます。

BODY
    WORKSPACE
        NETWORK_LIST_TYPE := NWTYPELD ;
    END_WORKSPACE
    NET_WORK
        NETWORK_TYPE := NWTYPELD ;
        NETWORK_LABEL :=  ;
        NETWORK_TITLE :=  ;
        NETWORK_HEIGHT := 6 ;
        NETWORK_BODY
B(B_CONTACT,,bEnable,4,1,6,3,);
B(B_F,FP_ETHERNETIP_DATA_GET!,,17,0,31,5,,?DEN?DdutReceiveData?DByteOffset?AByteOffset?AENO?CData);
B(B_VARIN,,dutReceive,15,2,17,4,);
B(B_VAROUT,,sData,36,2,38,4,);
B(B_VARIN,,iOffset,15,3,17,5,);
L(1,0,1,6);
L(1,2,4,2);
L(6,2,17,2);
L(31,3,36,3);
        END_NETWORK_BODY
    END_NET_WORK
END_BODY

STボディ

If (bEnable) Then
    FP_ETHERNETIP_DATA_GET(dutReceiveData := dutReceive,
                           ByteOffset := iOffset,
                           Data => sData);
End_if;

最終修正日: 2022-04-21このページに関するフィードバックお問い合わせ窓口