FP_ETHERNET_SET_TCP_DELAYED_ACK

TCP遅延確認応答を有効化または無効化

このFP命令は、Ethernet通信のTCP遅延確認応答を有効化または無効化します。

この命令は、FP7のTCP遅延確認応答を有効化または無効化します。他の機器がTCP遅延確認応答を使用する設定になっていれば、FP7のTCP遅延確認応答を無効化することで通信速度が上がります。

入力

bEnable (BOOL)

TRUE: Ethernet TCP遅延確認応答が有効になっています

FALSE: Ethernet TCP遅延確認応答が無効になっています

解説

  • この命令は、内蔵Ethernetの初期化中は実行できません。命令を実行する前に、sys_bIsEthernetIPAddressAssignedFALSEに設定されていることを確認してください。

  • 「RUNモード」に切り替えた後、この命令が1回だけ実行されるように設定します。

  • 定数を指定する文字のオペランドには、大文字または小文字を使用することができます。「Abcd」、「ABCD」、「abcd」は同義語となります。しかし、ファイル名では大文字小文字が区別されます。

  • 電源がONになった状態では、TCP遅延確認応答は有効です。bEnableFALSEに設定してこの命令を実行すると、TCP遅延確認応答が無効になり、FP7は遅延なく応答を送信します。

  • TCP遅延確認応答が有効(TRUE)か無効(FALSE)かを確認するには、システム変数sys_bIsEthernetTCPDelayedAckEnabledを使用してください。

エラーフラグ

sys_bIsCarry (1回のスキャンに対してTRUE)

Ethernet初期化中に命令を実行した場合は、sys_iEthernetConnectionErrorCodeが「11:Ethernet初期化中」に設定されます。

LDボディ

変数sys_bIsEthernetTCPDelayedAckEnabledTRUEに設定されると、命令を実行します。

BODY
    WORKSPACE
        NETWORK_LIST_TYPE := NWTYPELD ;
    END_WORKSPACE
    NET_WORK
        NETWORK_TYPE := NWTYPELD ;
        NETWORK_LABEL :=  ;
        NETWORK_TITLE :=  ;
        NETWORK_HEIGHT := 5 ;
        NETWORK_BODY
B(B_CONTACT,,sys_bIsEthernetTCPDelayedAckEnabled,9,2,11,4,);
B(B_F,FP_ETHERNET_SET_TCP_DELAYED_ACK!,,20,1,39,5,,?DEN?DbEnable?AENO);
B(B_VARIN,,FALSE,18,3,20,5,);
L(1,0,1,5);
L(1,3,9,3);
L(11,3,20,3);
        END_NETWORK_BODY
    END_NET_WORK
END_BODY

STボディ

if (sys_bIsEthernetTCPDelayedAckEnabled) then
    FP_ETHERNET_SET_TCP_DELAYED_ACK(bEnable := FALSE);
end_if;

最終修正日: 2024-03-07このページに関するフィードバックお問い合わせ窓口