Control FPWIN Pro7内のバージョン管理されたプロジェクトは、プロジェクトが格納されているのと同じ場所で、関連するフォルダおよびファイル構造"ProjectName.vcf"(プロジェクト作業コピーと呼ばれる)にミラーリングされます。
Control FPWIN Pro7プロジェクト |
ファイルエクスプローラでの作業コピー |
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ルートフォルダ"ProjectName.vcf" (vcf=version-controlled folder)
"Project.asc" (ライブラリ作業コピーには存在しません)
通信パラメータやネットワークパラメータ、コンパイルオプションなど、プロジェクトの完全なPLCコンフィグレーションと依存部分
"Tasks.asc" (ライブラリ作業コピーには存在しません)
データと割り当てられたPOUを持つタスクのリスト
"Global variables.asc"
プロジェクトのグローバル変数とその識別子、クラス、アドレス、データ型、初期値のリスト。
サブフォルダ
"POUs"
POUの完全なデータを含むプロジェクトのPOUプール(ヘッダーおよび本文コンテンツ)
"DUTs"
DUTの完全なデータを含むプロジェクトのDUTプール(メンバー宣言はそれぞれ、識別子、データ型、初期値などのデータで構成されます)
"Libraries" (ライブラリ作業コピーには存在しません)
プロジェクト内のユーザーライブラリで、このユーザーライブラリがバージョン管理の下にあるかどうかは関係ありません
ファイル
作業コピーの3つのサブフォルダには、Control FPWIN Pro7オブジェクト(ファイル拡張子が".asc"の「POU」および「構造体(DUT)」、ファイル拡張子が".sul"ユーザーライブラリ)を表すファイルのセットがあります。これらのファイルはそれぞれ、分離可能な「POU」、「DUT」、またはユーザーライブラリオブジェクトを表します。ただし、このセットは(フォルダも)空にすることができます。フォルダが1つもない可能性があります。
"Libraries"フォルダで、ユーザーライブラリは、使用中のみ(バージョン管理の下ではなく、ここに埋め込みライブラリの作業コピーがない)または作成中(バージョン管理の下で、ここに埋め込みライブラリの作業コピーがある)として表示できます。
バージョン管理されたファイルは、テキストのASCIIファイル形式で、プロジェクトのほぼすべての部分またはプロジェクト全体を一度にエクスポートおよびインポートするためにも使用されます。ただし、一部のオブジェクトには、バイナリの読み取れない形式でエクスポートされたデータ("Project.asc"など)またはセキュリティ上の理由から暗号化されたテキスト部分が含まれています。以下のオブジェクトは暗号化され、バイナリ形式でエクスポートされます。
"Project.asc"
ファイル"Project.asc"に保存されているプロジェクトのセキュリティレベルのパスワード
セキュリティレベルが0より高いオブジェクト
オブジェクトのセキュリティレベル設定
"Libraries"フォルダに"UserLibraryName.sul"として格納されているバージョン管理されていないユーザーライブラリ
バージョン管理されている、読み取り保護されたユーザーライブラリ内の「POU」