「バージョン管理オプション」

プロジェクトをバージョン管理されたプロジェクトに変更するには、このチェックボックスをオンにします。バージョン管理されたプロジェクトは、プロジェクトが保存されているのと同じファイルパスに作業コピーフォルダ"ProjectName.vcf" (vcf = version-controlled folder)を作成します。その後で、この作業コピーは、プロジェクトの完全な履歴を含むプロジェクトリポジトリに導入できます。

従来のプロジェクトは、個別のバージョン管理されたフォルダに保存される、「作業コピー」と呼ばれる、プロジェクトの「ミラー」に完全に分割されます。作業コピーには、一般的にプロジェクトファイルと同じコンフィギュレーションデータが含まれていますが、作業コピーには、ナビゲータから認識される細粒度を持つ詳細なオブジェクト構造と、プロジェクトファイルとは対照的に、大部分は人間が読めるファイルが含まれています。このフォルダとファイルの構造は、バージョン管理とマルチユーザー開発を可能にするために作成されます。

さらに、作業コピーとプロジェクトは、目に見えるユーザーの操作がなくても自動的に同期されます。変更されたオブジェクトをControl FPWIN Pro7で保存すると、作業コピー内の対応するオブジェクトのファイルの即時更新に反映されます。ユーザーがプロジェクトリポジトリに保存されている最新の変更を使用してローカル作業コピーを更新した場合、Control FPWIN Pro7は(通常)最新の変更を開いているプロジェクトに自動的に反映します。

作業コピーは、このプロジェクトのグローバルプロジェクトリポジトリに一度だけインポートするように指定されています(Control FPWIN Pro7の外部で手動で実行する必要があります)。このプロジェクトの唯一のオリジナル(「正式」)ソースとして、このリポジトリには、このプロジェクトのすべての共同ユーザーが使用するすべてのリビジョン、変更、変更情報と日付が含まれています。最後の重要な点ですが、リポジトリは、各ユーザーおよびすべてのユーザーの観点から、作業コピーに対して行われた変更を検査、コミット、更新、マージ、および元に戻す(取り消す)ための鍵となります。

既存のバージョン管理されたプロジェクトのバージョン管理を無効にすると、プロジェクトが再び従来のプロジェクトに変更されます。この場合、作業コピーは自動的に削除されません。