グローバル変数

グローバル変数は、プロジェクト全体にわたって有効です。グローバル変数とは、例えばプロセスの入力と出力の接点であり、タッチターミナルや表示に使用されます。グローバル変数は、グローバル変数リストで宣言します。グローバル変数リストは「プロジェクト」ペインから、または「変数」ペインからアクセスすることができます。

グローバル変数は、いろいろなクラスで宣言することができます。グローバル変数は、VAR_EXTERNAL(外部変数)を介してPOUによって参照することができます。

以下に示す変数は、グローバル変数リスト上で宣言する必要があります:
  • PLCの入出力に割り付けられた変数(X0Y0など)
  • 例えば、プログラマブル表示器とデータをやり取りする場合など、特定のアドレス(例えばDT0など)に割り付ける必要がある変数
  • POUから外部変数(VAR_EXTERNAL)として参照される変数
注記
  • 必要がない場合は、アドレスを直接割り付けないでください。PLCの入出力(X, Y)あるいは、特定のメモリエリアにアクセスする必要がある場合に使用してください。
  • コンパイラが自動的にアドレスを割り付けます。それによって、二重割り付けによるエラーを防ぎ、PLCの機種変更時にも自動的にアドレスが更新されるようになります。
  • 「拡張機能」 > 「オプション」 > 「コンパイルオプション」 > 「コード生成」を選択し、「明示的なアドレスを持つグローバル変数(保持型)以外のすべての変数を初期化する」のチェックボックスをオンにすると、ユーザが直接アドレスを割り付けた変数は初期化されません。
  • プログラムを構成するには、プログラムを作成する前にグローバル変数リストにすべてのグローバル変数を宣言することをおすすめします。
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グローバル変数による一貫性

グローバル変数リストを使って、ライブラリでグローバル変数を宣言すると以下が可能となります。

  • 変数のチェックと比較が自動的に行われます。

  • 変数名、データ型、ユーザ定義アドレスなど、プロジェクト内で矛盾のないデータの状態を保つことができます。

  • 変数の変更内容が追跡できます。

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最終修正日: 2020-11-19このページに関するフィードバックお問い合わせ窓口