ラダーダイアグラムとファンクションブロックダイアグラムは、標準グラフィカルシンボルやプログラミングエレメントを用いてプログラムを記述するプログラミング言語です。
LDのプログラミングエレメントとしては、母線、接点、コイル、入出力変数、ファンクション、ファンクションブロック、ジャンプとリターン、水平と垂直のラインがあります。
FBDは類似するプログラミングエレメントを使用しますが、母線、接点、コイルはありません。このセクションの使用例や説明は、特に記載のない限り、LDを基準としています。
LDの使用例
ラダーダイアグラムでプログラムされた3つのネットワーク
FBDの使用例
ファンクションブロックダイアグラムでプログラムされた2つのネットワーク
プログラムは、POUヘッダとPOUボディとともにプログラミングウィンドウに表示されます。POUボディはネットワークに分かれています。各ネットワークには、ネットワーク番号と情報(ラベルやブレークポイントなど)を含んだネットワークヘッダが備わっています。
演算リンク結果は、あるネットワークから別のネットワークの間に失われます。このため、それぞれの結果を後に続く演算で使用する場合は、次のネットワークで演算が実行される前に(変数として)格納する必要があります。
ファンクション、ファンクションブロック、または演算子のオンラインヘルプを開くには、POUボディのオブジェクトを選択して<F1>キーを押します。
1つのネットワーク内には、最大160エレメントまで記述することができます。ラインを描くときには、各ラインがそれぞれ1つのエレメントとして計数されるため、ライン全体を1つのエレメントとして描いてください。