データの送信

送信は、送信バッファにデータを作成することと、SendCharactersSendCharactersAndClearStringSendDataF159_MTRN命令を使って送信を行うことによって実行されます。SendCharactersおよびSendCharactersAndClearStringファンクションは、暗黙的にF159_MTRN命令を使用しています。システムレジスタで設定された始端コードと終端コードは、送信データに自動的に付加されます。送信できるデータの最大容量は16384バイトです。

外部機器へのデータ送信の手順:

  1. 通信パラメータを設定する。

    必要な設定: 通信モード(プログラム制御による汎用通信)、ボーレート通信フォーマット

  2. 送信バッファに書き込む。
    SendCharactersまたはSendCharactersAndClearStringを使用する場合は不要
  3. 送信コマンドを実行する。

    以下の命令の1つを使用

    命令語

    コメント

    SendCharacters

    使いやすく、ほとんどのアプリケーションで使用可能。より多くのデータメモリが必要な場合がある

    SendCharactersAndClearString

    SendCharactersと類似していますが、送信バッファなしで動作し、必要なデータメモリが少なくなる場合があります

    F159_MTRN

    すべてのパラメータセットを持つオリジナルのF命令。送信バッファにデータを書き込むための追加の転送命令が必要

  4. オプション:"送信完了"フラグ確認

    以下の方法の1つを使用

    方法

    コメント

    IsTransmissionDone

    "送信完了"フラグの値を返します。指定されたバイト数が送信されるとTRUEになります。

    sys_bIsComPort1TransmissionDone

    sys_bIsComPort2TransmissionDone

    sys_bIsToolPortTransmissionDone

    これらのシステム変数は、指定されたバイト数が送信されるとTRUEになります。

    入力(X)フラグX4およびX5 (MCUのみ)

    これらのフラグを使用すると、MCUで送信の完了を確認することができます。

注記
  • 指定されたバイト数の送信が完了したとき、"送信完了フラグ"がTRUEになります。新しいデータを送信または受信できます。送信命令によって"送信完了"フラグがFALSEになると、データを受信することはできません。"送信完了"フラグの確認は、例えばブロードキャストメッセージのように応答がない場合に利用することができます。
  • CS (Clear to Send)端子がONになっていなければ、データを送信することができません。3本の線で接続している場合は、RS端子とCS端子を短絡してください。
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最終修正日: 2022-04-21このページに関するフィードバックお問い合わせ窓口