FP_SMTP_TRANSFER_CONTROL_LOG

データロギングファイルのSMTP転送の制御

このFP命令は、nLogIDで指定されたデータロギングファイルのSMTP転送を制御します。有効な制御ワードは'ENABLE''DISABLE'、および'CANCEL'です。

パラメータ

入力

nLogID (WORD, INT, UINT)

LOG番号(指定可能範囲: 0~15)。コンパイラは、ログファイル番号用の文字列を内部で生成します。例. 'LOG=0'

sControl (STRING)

制御文字列:

  • 'ENABLE':ファイル転送を有効にします

  • 'DISABLE':ファイル転送を無効にします

  • 'CANCEL':ファイル転送をキャンセルします

出力

bError (BOOL)

以下の条件でTRUEになります。

  • 接続のタイムアウトが経過した場合

  • IPアドレスが無効な場合

エラーが発生した場合は、エラーコード番号のシステム変数sys_iEthernetConnectionErrorCodeを確認してください。

解説

  • 文字列データは、256文字以内にする必要があります。

  • 命令を実行する前に、FP_SMTP_SET_MODE_TRANSFER_LOGまたはSMTPクライアントの設定ダイアログを使用して、データロギングファイルのメール転送設定を指定する必要があります。

  • 命令を実行する前にsys_bIsEthernetInitializingFALSEであることを確認してください。命令が実行されるとsys_bIsEthernetInitializingTRUEになります。sys_bIsEthernetInitializingTRUEのときに命令を実行すると、エラーが発生します。

  • 定数を指定する文字のオペランドには、大文字または小文字を使用することができます。「Abcd」、「ABCD」、「abcd」は同義語となります。しかし、ファイル名では大文字小文字が区別されます。

  • この命令が正常に実行されると、システム変数sys_bIsCarryおよびsys_iEthernetConnectionErrorCodeがリセットされます。

  • 転送中止要求は処理に時間がかかります。FP_SMTP_GET_STATUS

  • エラーが発生した場合は、エラーコード番号のシステム変数sys_iEthernetConnectionErrorCodeを確認してください。

エラーフラグ

sys_bIsOperationErrorHold (TRUEになり、TRUEを保持)
  • 'ENABLE''DISABLE'、または'CANCEL'以外の制御文字列がsControlに指定されている場合。

  • 文字列データが256文字を超えた場合。

  • 命令FP_SMTP_SET_MODE_TRANSFER_LOGで設定されていない、またはSMTPクライアントの設定ダイアログで設定されていないデータロギングファイルのメール転送設定が指定された場合。

sys_bIsOperationErrorNonHold (1回のスキャンに対してTRUE)
  • 'ENABLE''DISABLE'、または'CANCEL'以外の制御文字列がsControlに指定されている場合。

  • 文字列データが256文字を超えた場合。

  • 命令FP_SMTP_SET_MODEまたはSMTPクライアントの設定ダイアログで設定されていないメール転送設定が指定された場合。

  • 命令FP_SMTP_SET_MODE_TRANSFER_LOGで設定されていない、またはSMTPクライアントの設定ダイアログで設定されていないデータロギングファイルのメール転送設定が指定された場合。

sys_bIsCarry (1回のスキャンに対してTRUE)
  • Ethernet初期化中に命令を実行した場合は、sys_iEthernetConnectionErrorCodeが「11:Ethernet初期化中」に設定されます。

POUヘッダ

POUヘッダには、このプログラムで使用するすべての入力変数と出力変数を宣言します。 POUヘッダは全プログラム言語で使用できます。

	VAR
		bIsError: BOOL:=FALSE;
		bSetLogTransferSMTP: BOOL:=FALSE;
		bDisableLogTransferSMTP: BOOL:=FALSE;
	END_VAR

POUボディ

bSetLogTransferSMTPbDisableLogTransferSMTPTRUEにセットされると、命令が実行されます。

LDボディ

BODY
    WORKSPACE
        NETWORK_LIST_TYPE := NWTYPELD ;
        ACTIVE_NETWORK := 0 ;
    END_WORKSPACE
    NET_WORK
        NETWORK_TYPE := NWTYPELD ;
        NETWORK_LABEL :=  ;
        NETWORK_TITLE :=  ;
        NETWORK_HEIGHT := 7 ;
        NETWORK_BODY
B(B_VARIN,,0,19,2,21,4,);
B(B_VARIN,,'GRPNO=0~SUBJECTAUTO',19,3,21,5,);
B(B_VARIN,,'Sent Log Files',19,4,21,6,);
B(B_VARIN,,'INFO=NON~ATT=NONE',19,5,21,7,);
B(B_VAROUT,,bIsError,39,2,41,4,);
B(B_CONTACT,,bSetLogTransferSMTP,5,1,7,3,);
B(B_F,FP_SMTP_SET_MODE_TRANSFER_LOG!,,21,0,39,7,,?DEN?DnLogID?DsGroupNumber_Subject?DsBodyText?DsAttachment?AENO?AbError);
L(1,2,5,2);
L(7,2,21,2);
L(1,0,1,7);
        END_NETWORK_BODY
    END_NET_WORK
    NET_WORK
        NETWORK_TYPE := NWTYPELD ;
        NETWORK_LABEL :=  ;
        NETWORK_TITLE :=  ;
        NETWORK_HEIGHT := 5 ;
        NETWORK_BODY
B(B_CONTACT,,bDisableLogTransferSMTP,5,1,7,3,);
B(B_F,FP_SMTP_TRANSFER_CONTROL_LOG!,,21,0,39,5,,?DEN?DnLogID?DsControl?AENO?AbError);
B(B_VARIN,,0,19,2,21,4,);
B(B_VARIN,,'DISABLE',19,3,21,5,);
B(B_VAROUT,,bIsError,39,2,41,4,);
L(1,2,5,2);
L(7,2,21,2);
L(1,0,1,5);
        END_NETWORK_BODY
    END_NET_WORK
END_BODY

STボディ

If (bSetLogTransferSMTP) Then
    FP_SMTP_SET_MODE_TRANSFER_LOG(nLogID := 0,
                                  sGroupNumber_Subject := 'GRPNO=0,SUBJECTAUTO',
                                  sBodyText := 'Sent Log Files', 
								  sAttachment := 'INFO=NON,ATT=NONE', bError => bIsError);
End_if;
If (bDisableLogTransferSMTP) Then
    FP_SMTP_TRANSFER_CONTROL_LOG(nLogID := 0,
                                 sControl := 'DISABLE', bError => bIsError);
End_if;

最終修正日: 2024-03-07このページに関するフィードバックお問い合わせ窓口