SDカードからのバイナリデータ読み出し
このFP命令は、s_FileNumberで指定されたSDカード内のバイナリ形式ファイルから、n_Wordsで指定されたワード数を読み出します。ディレクトリ名は\data、ファイル名はdtxxx.bin、"xxx"はファイル番号となります。結果は、d_Startで指定したエリアに格納されます。アスキーコードは、BCD 1文字を表わすのに8ビット(1バイト)必要です。アスキー変換により、演算結果のデータ長は2倍になります。
入力
ファイル番号(0–999)
ワード数(0–65535)
出力
先頭アドレス
SDカードアクセスの注意点もご参照ください。
SDメモリアクセス実行中フラグ(sys_bIsSDMemoryAccessActive)は、SDメモリカード命令の実行条件ENがTRUEになった後TRUEに変わり、命令の実行が完了するまでTRUEのままです。この間、他のSDメモリーカード命令を実行することはできません。
SDメモリアクセス完了フラグ(sys_blsSDMemoryAccessDone)は、命令が実行されるとFALSEに変わり、命令が完了したときTRUEに変わり、そのままTRUEになります。
命令の実行が完了するまで、出力エリアからデータを読み出さないでください。
ディレクトリ\dataが存在しないとき、あるいはディレクトリ内に指定したファイル番号が存在しないときはエラーが発生します。
ファイル内のデータ数が、指定した読み出しデータ数よりも小さいとき、ファイル内のデータ数までデータが読み出されます。
FALSE: 命令が正常完了したとき
TRUE: 命令が異常完了したとき
sys_iSDMemoryAccessErrorCodeを使用して、エラーコードを確認します。
インデックス修飾時にエリアを超えたとき
インデックス修飾時にエリアを超えたとき
DUT構造体はData Unit Typeの略で、複数の異なるデータ型をもつ変数で構成されます。構造体をまず定義し、その後、標準的なデータ型(BOOL、INTなど)と同様にグローバル変数リストやPOUヘッダで使用します。
POUヘッダには、このプログラムで使用するすべての入力変数と出力変数を宣言します。 POUヘッダは全プログラム言語で使用できます。
VAR
bStart: BOOL:=FALSE;
(*activates the instruction*)
dutValuesRead: DUT_VALUES;
iFileNumberDut: INT:=2;
END_VAR
変数bStartがFALSEからTRUEに変化し、システム変数sys_bIsSDMemoryAccessActiveが TRUEでないとき、ファンクションが実行されます。
eneral">BODY
WORKSPACE
NETWORK_LIST_TYPE := NWTYPELD ;
ACTIVE_NETWORK := 0 ;
END_WORKSPACE
NET_WORK
NETWORK_TYPE := NWTYPELD ;
NETWORK_LABEL := ;
NETWORK_TITLE := ;
NETWORK_HEIGHT := 9 ;
NETWORK_BODY
B(B_CONTACT,,sys_bIsSDMemoryAccessActive,10,2,12,4,N);
B(B_CONTACT,,bStart,2,2,4,4,R);
B(B_VARIN,,iFileNumberDut,14,5,16,7,);
B(B_F,FP_SD_READ_BIN!,,16,3,27,8,,?DEN?Ds_FileNumber?Dn_Words?AENO?Cd_Start);
B(B_F,Size_Of_Var!,,9,6,16,8,,?D?C);
B(B_VARIN,,dutValuesRead,7,6,9,8,);
B(B_F,Adr_Of_Var_O!,,27,5,35,7,,?D?C);
B(B_VAROUT,,dutValuesRead,35,5,37,7,);
L(1,3,2,3);
L(4,3,10,3);
L(12,3,12,5);
L(12,5,16,5);
L(1,0,1,9);
END_NETWORK_BODY
END_NET_WORK
END_BODY
IF DF(bStart)AND not sys_bIsSDMemoryAccessActive then
FP_SD_READ_BIN(s_FileNumber := iFileNumberDut,
n_Words := Size_Of_Var(dutValuesRead),
d_Start => Adr_Of_Var(dutValuesRead));
END_IF;