FP_SD_WRITE_BIN

SDカードへのバイナリデータ書き込み

このFP命令は、s_Startn_Wordsで指定されたメモリエリアからバイナリデータを読み出し、SDカード内にd_FIleNumberで指定したバイナリ形式のファイルとして書き込みます。ディレクトリ名は\data、ファイル名はdtxxx.bin、"xxx"はファイル番号となります。

パラメータ

入力

s_Start (WORD, INT, UINT)

先頭アドレス

n_Words (WORD, INT, UINT)

ワード数

出力

d_FileNumber (WORD, INT, UINT)

ファイル番号 (0–999)

解説

  • SDカードアクセスの注意点もご参照ください。

  • SDメモリアクセス実行中フラグ(sys_bIsSDMemoryAccessActive)は、SDメモリカード命令の実行条件ENTRUEになった後TRUEに変わり、命令の実行が完了するまでTRUEのままです。この間、他のSDメモリーカード命令を実行することはできません。

  • sys_bIsSDMemoryAccessDoneFALSEであることを確認してください。

  • SDメモリアクセス完了フラグ(sys_blsSDMemoryAccessDone)は、命令が実行されるとFALSEに変わり、命令が完了したときTRUEに変わり、そのままTRUEになります。

  • 指定したフォルダが存在しない場合、新しいフォルダが生成されます。

  • ファイルがすでに存在する場合、上書きされます。

エラーフラグ

sys_bIsSDMemoryAccessError
  • FALSE: 命令が正常完了したとき

  • TRUE: 命令が異常完了したとき

  • sys_iSDMemoryAccessErrorCodeを使用して、エラーコードを確認します。

sys_bIsOperationErrorHold (TRUEになり、TRUEを保持)
  • インデックス修飾時にエリアを超えたとき

sys_bIsOperationErrorNonHold (1回のスキャンに対してTRUE)
  • インデックス修飾時にエリアを超えたとき

DUT

DUT構造体はData Unit Typeの略で、複数の異なるデータ型をもつ変数で構成されます。構造体をまず定義し、その後、標準的なデータ型(BOOLINTなど)と同様にグローバル変数リストやPOUヘッダで使用します。

POUヘッダ

POUヘッダには、このプログラムで使用するすべての入力変数と出力変数を宣言します。POUヘッダは全プログラム言語で使用できます。

	VAR
		bStart: BOOL:=FALSE;
			(*activates the instruction*)
		dutValuesWrite: DUT_VALUES:=iValue := -32768,uiValue := 65535,diValue := -2157492,udiValue := 2333422234,rValue := 27.02,arrValue := [16#0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15],sStringValue := 'Test String 25 characters';
		iFileNumberDut: INT:=2;
	END_VAR

POUボディ

変数bStartFALSEからTRUEに変化し、システム変数sys_bIsSDMemoryAccessActive TRUEでないとき、ファンクションが実行されます。

LDボディ

BODY
    WORKSPACE
        NETWORK_LIST_TYPE := NWTYPELD ;
        ACTIVE_NETWORK := 0 ;
    END_WORKSPACE
    NET_WORK
        NETWORK_TYPE := NWTYPELD ;
        NETWORK_LABEL :=  ;
        NETWORK_TITLE :=  ;
        NETWORK_HEIGHT := 11 ;
        NETWORK_BODY
B(B_CONTACT,,sys_bIsSDMemoryAccessActive,10,2,12,4,N);
B(B_CONTACT,,bStart,2,2,4,4,R);
B(B_F,FP_SD_WRITE_BIN!,,16,3,27,8,,?DEN?Ds_Start?Dn_Words?AENO?Cd_FileNumber);
B(B_VAROUT,,iFileNumberDut,27,5,29,7,);
B(B_F,Adr_Of_Var_I!,,9,5,16,7,,?D?C);
B(B_VARIN,,dutValuesWrite,7,5,9,7,);
B(B_F,Size_Of_Var!,,9,6,16,8,,?D?C);
L(9,6,9,7);
L(1,3,2,3);
L(4,3,10,3);
L(12,3,12,5);
L(12,5,16,5);
L(1,0,1,11);
        END_NETWORK_BODY
    END_NET_WORK
END_BODY

STボディ

IF DF(bStart)AND not sys_bIsSDMemoryAccessActive then
    FP_SD_WRITE_BIN(s_Start := Adr_Of_Var(dutValuesWrite),
                    n_Words := Size_Of_Var(dutValuesWrite),
                    d_FileNumber => iFileNumberDut);
END_IF;

最終修正日: 2024-03-07このページに関するフィードバックお問い合わせ窓口