文字の挿入
INSERT命令は、IN2で指定された文字列を、IN1で指定された文字列の文字位置Pの後に挿入します。0は文字列の先頭を表し、1は1文字目の後の位置を表します。演算結果の文字列は、出力変数に書き込まれます。
入力
入力文字列
入力文字列に挿入する文字列
IN2で指定された文字列をIN1で指定された文字列に挿入する位置。0は文字列の先頭を表し、1は1文字目の後の位置を表します。
出力
結果文字列
この命令をUTF-8文字列で使用する場合は、データ型STRINGのUTF-8文字列についての注意事項をご参照ください。
文字列が宣言されたフィールド「タイプ(ファンクション、ファンクションブロック、または演算子別)」の入力変数(IN1とIN2)として定義された長さよりも長い場合、エラーが発生します(エラー処理についてはsys_bIsCarryをご参照ください)。
入力または出力に適用される文字列が無効な文字列のとき
入力または出力に適用される文字列が無効な文字列のとき
POUヘッダには、このプログラムで使用するすべての入力変数と出力変数を宣言します。 POUヘッダは全プログラム言語で使用できます。
VAR
input_string1: STRING[32]:='ideas life';
input_string2: STRING[32]:='for';
position: INT:=6;
output_string: STRING[32]:='';
END_VAR
この例では、入力変数input_string1、input_string2、positionが宣言されています。ファンクションの入力ピンに、値を直接記述することもできます。POUヘッダ、ファンクションとも、文字列には引用符をつけてください。入力文字列input_string2 ('for ')は、input_string1 ('Ideas life')の6番目の文字の後に挿入されます。演算結果('Ideas for life')は、出力変数output_valueに転送されます。この例では、(ボディモニタ)で結果をモニタしています。
BODY
WORKSPACE
NETWORK_LIST_TYPE := NWTYPELD ;
ACTIVE_NETWORK := 0 ;
END_WORKSPACE
NET_WORK
NETWORK_TYPE := NWTYPELD ;
NETWORK_LABEL := ;
NETWORK_TITLE := ;
NETWORK_HEIGHT := 5 ;
NETWORK_BODY
B(B_F,INSERT!,Instance,9,0,14,5,,?DIN1?DIN2?DP?C);
B(B_VARIN,,input_string1,7,1,9,3,);
B(B_VARIN,,input_string2,7,2,9,4,);
B(B_VARIN,,position,7,3,9,5,);
B(B_VAROUT,,output_string,14,1,16,3,);
L(1,0,1,5);
END_NETWORK_BODY
END_NET_WORK
END_BODY
output_value:=INSERT(IN1:=input_string1, IN2:=input_string2, P:=6);