LEFT

左からの文字列コピー

LEFT命令は、1番目の入力変数の文字列の左からn文字数分を抽出し、出力変数にコピーします。転送する文字数Lは、2番目の入力変数で定義します。

パラメータ

入力

IN (STRING)

入力文字列

L (INT)

転送する入力文字列の文字数

出力

未定義出力 (STRING)

出力文字列

解説

  • この命令をUTF-8文字列で使用する場合は、データ型STRINGのUTF-8文字列についての注意事項をご参照ください。

  • 転送する文字数の指定が入力文字列より大きい場合、すべての入力文字列が出力変数output_stringに転送されます。

  • 出力文字列が「データ型」フィールドで宣言された出力変数の文字列長よりも長い場合、出力変数が保持できる数と同じ文字数が、演算結果に転送されます。システム変数sys_bIsCarryがセットされます。

エラーフラグ

sys_bIsOperationErrorHold (TRUEになり、TRUEを保持)

入力または出力に適用される文字列が無効な文字列のとき

sys_bIsOperationErrorNonHold (1回のスキャンに対してTRUE)

入力または出力に適用される文字列が無効な文字列のとき

sys_bIsCarry (1回のスキャンに対してTRUE)

"データ型"フィールドで宣言された出力変数の文字列長よりも、出力文字列が長いときON

POUヘッダ

POUヘッダには、このプログラムで使用するすべての入力変数と出力変数を宣言します。 POUヘッダは全プログラム言語で使用できます。

	VAR
		input_string: STRING[15]:='Ideas for life';
			(*sample string*)
		output_string: STRING[5]:='';
			(*result: here 'Ideas'*)
		character_number: INT:=5;
			(*characters to be delivered*)
	END_VAR

この例では、入力変数(input_stringcharacter_number)が宣言されています。ファンクションの入力ピンに、文字列('Ideas for life')や転送する文字数を直接入力することもできます。POUヘッダ、ボディとも、文字列には引用符をつけてください。

POUボディ

入力変数input_string ('Ideas for life’)の左からcharacter_number (5)文字分('Ideas’)がoutput_stringにコピーされます。

LDボディ

BODY
    WORKSPACE
        NETWORK_LIST_TYPE := NWTYPELD ;
        ACTIVE_NETWORK := 0 ;
    END_WORKSPACE
    NET_WORK
        NETWORK_TYPE := NWTYPELD ;
        NETWORK_LABEL :=  ;
        NETWORK_TITLE :=  ;
        NETWORK_HEIGHT := 4 ;
        NETWORK_BODY
B(B_F,LEFT!,Instance,11,0,16,4,,?DIN?DL?C);
B(B_VARIN,,input_string,9,1,11,3,);
B(B_VARIN,,character_number,9,2,11,4,);
B(B_VAROUT,,output_string,16,1,18,3,);
L(1,0,1,4);
        END_NETWORK_BODY
    END_NET_WORK
END_BODY

STボディ

output_string:=LEFT(IN:=input_string, L:=character_number);

ILボディ

LD

input_string

LEFT

character_number

ST

output_string

最終修正日: 2022-04-21このページに関するフィードバックお問い合わせ窓口