マスターファンクション

F145F146命令を使用すると、様々なスレーブに対して書き込み/読み出しを行うことができます。各スレーブへの個別アクセスに加え、グローバル転送も可能です。

  1.  (1) マスター
  2.  (2) スレーブ

マスター通信の手順

  1. 通信パラメータを設定する。

    必要な設定通信モード(MEWTOCOL-COMまたはModbus RTU)、局番ボーレート通信フォーマット

  2. 書き込みまたは読み出し命令を実行する。

    以下の命令の1つを使用

    命令語

    用途

    制限事項

    F145_WRITE_DATA

    MEWTOCOL-COMまたはModbus RTUスレーブファンクションをサポートする当社PLCデバイスとの通信が容易

    デバイスのアドレスエリアが一致していること

    F146_READ_DATA

    F145_WRITE_DATA_TYPE_OFFS

    F146_READ_DATA_TYPE_OFFS

    F145F146_MODBUS_MASTER

    Modbus RTUプロトコルをサポートするあらゆるデバイスとの通信

    局番1~99のみ、レジスタ開始範囲0~32764

    レジスタ開始範囲0~65535

  3. フラグを確認する。

    以下の命令の1つを使用

    方法

    コメント

    IsF145F146NotActive

    「F145/F146命令実行不可」フラグの値を返します。F145またはF146命令がいずれも実行中でなく、新たに命令を実行できる状態の場合TRUEになります。

    sys_bIsComPort1F145F146NotActive

    sys_bIsComPort2F145F146NotActive

    F145またはF146命令がいずれも実行中でなく、新たに命令を実行できる状態の場合にTRUEになります。

    IsF145F146Error

    「F145/F146エラー」フラグの値を返します。F145またはF146命令の実行がエラーで終了した場合にTRUEになります。

    sys_bIsComPort1F145F146Error

    sys_bIsComPort2F145F146Error

    F145またはF146命令の実行がエラーで終了した場合にTRUEになります。

    sys_wComPort1F145F146ErrorCode

    sys_bIsComPort2F145F146ErrorCode

    転送がエラーを発生して終了した場合には、これらのシステム変数にエラーコードが含まれます。
注記

Control FPWIN ProのオプションユーザーライブラリNCL-MODBUS-LIBには、マルチマスターやマルチスレーブのアプリケーション用のファンクションブロックを含む、ほとんどのModbus機能が揃っています。ライブラリは、FPSシリアルデータユニットおよびFP2/FP2SH MCUで使用することができます。

関連トピック

最終修正日: 2022-04-21このページに関するフィードバックお問い合わせ窓口