サンプリングトレース

サンプリングトレースでは、変数の登録、パラメータ(スキャンタイム、トリガ、サンプリングスケール)の設定を行うことができます。

サンプリングトレースを開始する前に、サンプリングする変数、サンプリングの開始時点やスケールを設定する必要があります。

  1. メニューバーから、「オンライン」 > 「オンラインモード」を選択する。

    PLCが「RUN」モードになっていることを確認してください。

  2. メニューバーから、「モニター」 > 「タイムチャート」 > 「サンプリングトレース」を選択する。

    ツールバーのアイコンまたはコンテキストメニューのコマンドを使用して、変数を挿入または削除します。

    「参照」ボタンを押すと、すでに保存されたサンプリングトレースファイル(*.sam)を読み込むことができます。

  3. モニタする変数のグループをダブルクリックする。
  4. 任意の変数をダブルクリックする。
  5. 「OK」ボタンを押す。
  6. 「ツール」 > 「サンプリングトレース設定...」でパラメータを設定する。

    以下の設定を行うことができます:

    • 「サンプリングモード」

      ビット型またはワード型チャネルの値は、次の2つの方法で記録することができます:

      • 「スキャン毎」:サンプリングメモリにサンプリング値を転送したいプログラムの位置に、F155_SMPL命令を挿入する。

      • 「時間間隔毎」:記録する変数値のスキャンタイムを入力する。「サンプルトレース」ウィンドウの時間軸の目盛りは、ms単位で表示されます。

    • 「サンプリングスケール」

      • 「総数」: サンプリング回数: 最大1000回。

      • 「トリガディレイ時間」

  7. 「OK」ボタンを押す。

    総数 = 1000 トリガディレイ = 800

    この場合、PLC内でトリガが発生すると、トリガ発生直前の200個のデータと、トリガ発生直後の800個のデータが記録されます。

  8. 「ツール」 > 「パラメータのダウンロード」を使用して、パラメータ設定をPLCにダウンロードする。
  9. 「モニター」 > 「特殊リレー/特殊データレジスタ」 > 「データロギング」で、「データロギング」ウィンドウを開く。
  10. 「ツール」 > 「アクティブ」で、サンプリングトレース機能をアクティブにする。
  11. データロギングをトリガする。

    サンプリング開始するトリガポイントを設定するには、2つの方法があります:

    • メニューバーから、「ツール」 > 「トリガ」を選択し、手動で設定する。

    • PLCのプログラムによってトリガを設定する。(F156_STRG命令の説明をご参照ください。)

  12. 「ツール」 > 「値のアップロード」で、タイムチャートで表示する値をアップロードする。
  13. 「ツール」 > 「名前を付けて保存」で、記録したデータをファイルに保存する。
注記
  • 変数名の代わりに直接、変数の物理アドレス(DT0, %MW5.0など)を入力することもできます。

  • 座標の目盛りは、自動設定されます。

BOOL型変数16個とWORD型変数3個まで選択することができます。また、選択した変数を一覧から削除することもできます。変数の登録が終わったら、サンプリングトレースのパラメータを設定してください。モニタ中は、シンボル名のIEC 61131-3アドレスを、データモニタウィンドウで確認することができます。

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最終修正日: 2020-05-14このページに関するフィードバックお問い合わせ窓口